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2016年、夏、サマソニ

皆様お疲れ様です。5月ももう折り返しです早すぎる、つい最近GW始まったと思ったらあっという間に終わってあっという間に5月も後半戦です、夏バテ気味のひーびです。

さて昨日、radioheadのサマソニ2016年の映像を見ながら当時の思い出を思い出していた。

僕はこの年、社会人になって2年目になった年でした。そんな僕のもとにサマソニ出演者を知らせるニュースがそこには僕の人生を変えたバンドradioheadの文字がもうこの瞬間会社に8月の有給を申請して、もう何がなんでも見にいく決意を固めました。

そしてこの年の5月にRadioheadが突如アルバム「A Moon Shaped Pool」をリリース。前情報一切無しのサプライズリリースだったと記憶しています。Twitterが結構荒れた覚えがあります。

そのアルバム内容とライブへの期待に胸が高鳴りました。このアルバムは今までのアルバムより更に暗く、深く、深く、人間の心理に潜り込むようなアルバムに仕上がっていると思います。ヘッドホンで毎日、毎日このアルバムの世界へ旅立ちました。

そして僕がライブで一番聴きたかった曲があるのです。

Let Downという曲。高校生の頃初めて聞いたときに衝撃を受けました。あまりの美しいさに耳が溶けると思ったほどです。特にラスサビの美しいさは言葉に表しきれません。もう完璧な曲なんです。しかし何故かこの曲はあまりライブで披露されないことでも有名な曲なんですよね。何度も何度も教室の端っこでこの曲を聴きながら憂鬱な学生時代を過ごしました。友達も少なかったけど、radioheadの音楽で救われた学生時代でした。

話を戻します。そしてradioheadのツアーが始まったとの情報が僕の耳にも入ってきました。セットリストの方に目をやると驚いたことにLet Downの文字が!!!

これにはガッツポーズでした✊

あとは当日にやってくれることを祈るのみとアルバムを聴き込むことに没頭しました。

そして迎えた当日。

radioheadの出番はメインステージの19時からでした。

僕は会場の10時からスタジアムに入りセンタースタンドに陣取りました。そこから動かない石像の如くradioheadを待ちました。今思えば馬鹿なことしてるなと思いましたが当時はまじでこうでもしないと見れないと思っていたのです。

照らし続ける太陽と猛烈な睡魔に襲われ何度か気を失いそうになりながらもなんとか耐え続け刻一刻とその時は訪れました。

19時30分。あのSEが流れradioheadが登場。

メンバーが登場しただけで今までの疲れが全て吹っ飛びました。そしてライブがスタートやはりBurn the Witchからスタート!

A Moon Shaped Poolの発売のツアーの一環もあり基本的にはこのアルバムを主体とした曲を中心にセットリストを組まれていました。僕はこのアルバムをかなり聴き込んでいたのでもうそれはそれは最高のライブ体験でした。

そしてライブ中盤大名盤の「 OK COMPUTER」からAirbag披露されるとイントロからこの日最大の「おおおお!!!!」という声が!やはりみんなこの曲好きなんだな書くいう僕も涙ながらに叫んでいました。

そして更に No Surprisesという名曲を披露してくれました。

僕はこの曲は世界で一番美しい曲だと思うので皆さん是非聞いて涙を流していただきたい。僕の横に座っていた外国人の方は泣き崩れていました。

ライブは進んでいきます。あっという間にライブ本編が終わってしまいました。正直に書くと No Surprisesまでは記憶に残っているのですがそこからのライブの記憶があっという間に終わったという記憶しか残っていないんですよね。すご過ぎて脳の回転が間に合わなかったのか不思議な感覚でした。

そしてアンコールが始まり再度メンバー登場!

この時、観客からのジョニーという声援に対してジョニーが「今日は暑いですね」と答える場面は記憶に残っていますYouTubeでも確認出来ます。ジョニーが喋る貴重な場面だと思います。

そしてあのイントロが鳴り出しました。まさかまさかのLet Down。

これには歓声もこの日一番でした(すぐにcreepに抜かれます)。

僕は腰が抜けてその場に座り込んで動けなくなりました。今まで生きてきたのは今日この場でこの曲を聴くために生きてきたのだと思ったのです。

涙が止まりませんでした。声が枯れるぐらい泣き崩れました。今日が人生最後の日でも構わないほどの体験でした。僕の人生の中で一番の思い出です。後の世代に自慢できる最大の出来事でした。

そしてcreepですもう僕はもうすでに天国に旅立つ一歩手前でしたがcreepが始まった途端に鳴り響いた歓声は忘れられません。耳がはち切れそうなくらいの歓声でした。まさに天国まで届くような声でした。これにはトムヨークも少し笑顔をこぼしたような気がします。

そしてラストのStreet Spirit (Fade Out)が終わり打ち上げられた花火を見ながら夏も終わりだなと思いました。

最高の体験でしたね。しかし次の日、台風直撃で沖縄に帰れないという事態が発生するという。まあそれがあったおかげで僕の生涯の愛機であるであろうmomoseのジャズマスターと出会うことになります。この話はいずれまた書きたいと思います。長くなりましたね笑

まあそんなひと夏の忘れられない思い出でした。

皆様また明日この場所で!

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