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入管法改悪とボバ・フェット

最近ディズニー+で、『The Book of Boba Fett』を見直した。
『The Mandalorian』シリーズに比べるとその世間的な評価は劣るかもしれないが、とっても良い作品だ。
特に2話のタスケン・レイダーとボバの交流には、とても胸にくるものがある。ああ、アナキンに「獣」と言われていた彼らにも、歴史があり、文化があったんだ。
そして、彼らと関係を築くことができるのだと気付かされる。

ここ数日、私は入管法改悪関連のニュース・動きを追っている。
今日は、国会議事堂前のシットインにも行ってみた。
どうやら政府はどうしても、日本民族以外の人々を好きになることができないらしい。
そのような「感情」で国が動くことはあってはならないと思うけど、そう思わざるを得ない。

自分と異なった容姿、背景、文化、言語を持つ人を「他者」と認識してしまうことは仕方がない。
特に、地理的に他国から離れていて、今でも人口のほとんどを東アジア系で構成する日本で生活していれば尚更だ。私自身にも、その感覚はある。
しかし、根本的に自分以外は「他者」だ。
自分を産んでくれた両親、一番の友達、仕事仲間。彼らも「他者」であることに変わりはない。

異なった容姿、背景、文化、言語を持っていても、関係を築き、同じ社会を構成することはできる。
全ての人と良い関係を築くことは難しいだろうし、問題や衝突も起こるかもしれない。
しかし、今の時代において、社会が「他者」に対して寛容であることは必須ではないだろうか。
そもそも私たちは、皆「他者」なのだから。

『The Book of Boba Fett』では、他のスター・ウォーズシリーズと比較しても特に多くのエイリアンが出てくるシリーズだ。
見た目も言葉も文化も違う彼らが、タトゥイーンの町モス・エスパで暮らしている。

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