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第28話 優しい地域とは何か?‘知ってるよ’という要素

前回は優しい地域を作ることが理想、という話をしました。
では優しい地域とは何かということを考えてみると、一言では言えないなという結論にたどり着きました。しかしその中の1つの要素に‘知っているよ’という事があったのでまとめてみました。
‘知ってるよ’とは文字通り知っているということです(笑)
同じ地域に住んでいる人がどんな人でどんな‘人となり’なのか?何を考えていて、何ができないのか?何を公表したくないのか?何が好きなのか?嫌いなのか?どれくらいのパーソナルスペースが心地よいのか?などなど。
何を知ってほしくないかも含めて知っているということです。

ある集団に受け入れられていない人は誤解をされているケースが多いです。表面的な行動や態度が受け入れられていないだけで、その深層にある想いやこだわりなどの原因を知ってもらうとすんなりと受け入れられることが多いですね。
『意外といいヤツじゃん』といった具合です。

日本の地域ではこれがなかなかできない。
一度レッテルを貼るとそれを集団で共有して村八分にしてしまう。昔はそれも集団を維持させる為に必要な要素でしたが現代においてはもう必要はないでしょう。
村八分を小さい頃から見てきて嫌だなと思っている人は都会に逃げていったのかもしれません。そもそも地域と関わりを持たない方が良いという選択です。
でも地域での関わりが無いことのデメリットが顕著になってきた。
次の時代の望まれる地域の形は“村八分”でも“無関心”でもなく“優しい地域”では無いかなと思います。
どんな人でも受けれられる土壌の育った優しい地域。
そんなところに住んでみたいです。

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