サウナの、熱波師の大会を10年やって見えたもの
熱波甲子園を10年開催できたということは、10年前からサウナエンターテイメントへの「希望」があったんだとしみじみ思います。
そもそも関東で「熱波」イベントとはいわゆるスーパー銭湯に当時はなく、入館2000円近いサウナ施設にしかありませんでした。
※「熱波とは→サウナ内にサウナストーンが山積みされ、その中に熱線が通ったサウナヒーターにスタッフが水をかけ、蒸気で室内の体感温度を上げた状態でバスタオルやうちわで客に風をおくること。フィンランドでは蒸気を「ロウリュ」と言い、熱波イベントを「ロウリュサービス」と名付けている温浴施設もある」
11年前、すでにスーパー銭湯を8年やっていましたが「熱波」を知らず、アメトークのサウナ芸人で初めて知り、聖地・愛知に出向いたのです。
そこで受けた熱さ、衝撃こそ「ただ風を送るだけでないサービス精神、こだわり」を感じたのです。
風のおくりかた、バスタオルの使い方、見せ方、スタッフのキャラ設定。
これはまさにプロレスじゃないか。
レスラーのキャラ、技の見せ方、こだわり、肉体の見せ方。
そんな見え方をしたので、通常「水と人の動き」以外の動きのない浴室に、大きな非日常のイベントができると思ったのです。
その時はこんなにえらい魔物だとは思わず。
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