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戦闘民族・優プロが破竹の勢い 前人未踏5連勝【Мリーグ】

 「戦闘民族」が破竹の勢いで前人未踏の個人5連勝です。

 U-NEXT Pirates・鈴木優プロが2023年12月25日(月)のMリーグ2023-24レギュラーシーズン第114戦でトップを獲得しました。

 Mリーグのレギュラーシーズンで個人5連勝。初の快挙です(シーズンまたぎはのぞく)。

 優プロは今季、成果を発揮している鳴き仕掛けで、絶妙な逆転の親満の一撃を決めました。

 U-NEXT Pirates・鈴木優プロ、KADOKAWAサクラナイツ・岡田紗佳プロ、KONAMI麻雀格闘倶楽部・高宮まりプロ、TEAM雷電・黒沢咲プロの並び順。

 優プロが流れを変えたのは東4局。持ち点は北家・高宮39500、東家・黒沢28200、南家・優21500、西家・岡田10800です。

 3着目の優プロは5巡目に東をポン。イーシャンテンです。

 優プロが7巡目に9索をツモった手牌です。

 場に索子は6索、8索、9索が1枚ずつ切られているだけです。

 優プロはドラの7索の受け入れを残し、1索・2索のペンチャンターツを嫌い、2索を外しました。

 戦闘民族らしい打点アップを狙ったこの選択がずばり的中しました。

 いち早く聴牌したのは2着目で親の黒沢プロです。9巡目に8筒を重ね、チートイツの5筒単騎待ちでリーチしました。

 その直後、優プロも9巡目に3筒を重ね、ペンチャンでドラの7索待ちで追いつきました。

 優プロは10巡目に7索をツモ。東・ドラ2の1300、2600(+1000)です。

 このあがりで優プロは2着目に浮上し、勢いに乗りました。

 南1局を迎え、持ち点は西家・高宮38200、東家・優27700、北家・黒沢24600、南家・岡田9500です。

 親の優プロの配牌。赤ドラが3枚の「オールスター」。逆転のチャンス手が入りました。

 ただし、メンツが一つもありません。どう手役を作るかが鍵を握ります。

 優プロにとって幸いだったのは他家も早い配牌が入っていませんでした。

 優プロは2巡目に6筒をツモりました。

 4巡目に4筒をツモった手牌です。

 優プロはメンツが一つできました。發、中の重なりを優先し、くっつきを見切って2索を外しました。

 この判断も見事に狙い通りとなりました。優プロの勝負勘が冴えわたっています。

 優プロは5巡目に7索をツモりました。6巡目に狙いの中を重ね、イーシャンテンです。

 優プロは7巡目に中をポン。五萬・北のシャンポン待ちで聴牌しました。

 優プロの早い聴牌を読むのは困難。この北は誰にも止まりません。

 トップ目の高宮プロが8巡目に北を外して放銃。優プロは中・ドラ1・赤ドラ3の12000点です。

 南1局1本場を迎え、持ち点は東家・優39700、西家・高宮26200、北家・黒沢24600、南家・岡田9500。

 「デバサイ」の直撃でトップ目に立った優プロ。その後もラス目の岡田プロの粘りの連荘をタンヤオ・ドラ1の2000点(+2900)で止め、南4局も自らのツモあがりで決着。5連勝を成し遂げました。

 オーラスのカンチャンの5索待ちのリーチは戦闘民族の名にふさわしいさすがの踏みこみでした。

 赤5索ツモのリーチ・ツモ・赤ドラ2の2000、4000で締めくくるところも見事です。

 第114戦の結果は優45800、黒沢27700、高宮18200、岡田8300。

 優プロは連勝中、戦闘民族らしい持ち前の鋭い攻めを見せています。 勝負どころで押し引きの判断も素晴らしいです。

 クリスマスの夜に優プロからパイレーツや戦闘民族のファンへ、最高に素敵なプレゼントが贈られました。


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