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ホームステイで楽しむフィンランドの大自然

8月の2週間、"workaway"というホームステイ制度を利用してフィンランドに滞在したので、海外ホームステイ日記を書いていくよ!
今後も2週間workawayを使って旅をする予定だから、workawayについては全ての旅を終えた後にまたまとめる予定。

ホストとのファーストミート

ホスト一家はヘルシンキから離れた地方に住んでいるので、高速バスで最寄駅へ。ホストが事前にバスのチケット購入URLを送ってくれていたのでスムーズに目的のバスに乗り込むことができた。
ここで私はバスを降り損ねる。高速バスで降りるボタンあるなんて思わないじゃん?慌ててホストにメッセージを送って、1つ先の駅まで迎えにきてもらった。

ゆっくり駅で待っていたらホストがニコニコしながら車から降りて迎えにきてくれた。
お互い英語が第一言語ではないから会話がしやすい!聞き取りやすいし、私としても恐縮せずに話しやすい。良い英語の勉強になる気がした。

駅からお家までは車で30分くらい。途中、急にホストがUターンをし始めた。不思議に思って観察していると、ホストは道に落ちていた木の枝を拾い集めて道路脇に投げこんだ。
「きっと何も起こらないと思うけど、もし何か事故が起きたら大変だから」と思ってわざわざ来た道を引き返して車を止めたらしい。
すごくすごくすごく感動した。
「美しい人、美しい国だな」と思った。

私だけのお部屋

家についてからホストに部屋を案内してもらった。離れの物置の2階の小屋裏スペースが私のお部屋。最初のビジュアルは衝撃的で、虫が湧いたベッドを見た時はゾッとしたけど案外慣れる。離れだから1人で大声で歌ったり、電話したり映画を見たり…気楽に生活することができた。
断熱材がないから朝夜極寒だし、雨漏りするし、木屑すごい落ちてきたけど(^^)
チキンと私の小屋どっちが立派かなぁ?(^^)

チキンの部屋。機密性◯
私の部屋の入り口
私の部屋。機密性×虫たくさん◯

お家でのお食事事情

私は少し家のお手伝いをする代わりに、3食ご飯をもらうことができる契約だった。
朝はポリッジ、昼はパンとハムかミューズリー、夜もパンとハム。その次の日も朝はポリッジ、昼はパンとハムにきゅうりも加わって、夜もやっぱりパンとハム。

私は食べること、美味しいものが大好きだから最初の1週間で1度心が折れかけた。しかもこの食事、太るんです。なんでこんなもの食べて太らなきゃいけないの?ってめちゃくちゃ病んだ。

1週間経った頃にスーパーに連れて行ってもらってチョコとプリングルスを買った。諦めてプリングルスで心を満たすことにしてからは心も回復して行った。体重に関しては諦めることにした。ホームステイの2週間を素敵な思い出にするために積極的に大好物のプリングルスを摂取する方向に切り替えた。

1週間もパンとハムを食べていると、意外と慣れる。そういうわけで最初の1週間が本当に辛かった。

昼、夜はパン
朝はポリッジ

フィンランドの自然

フィンランドといえば豊かな自然!!!!
ホストは私がフィンランドを楽しめるように、たくさんの体験をさせてくれた。

定番!森でベリー摘み

フィンランドで絶対したかったベリー摘み。
2週間の間に2回も行けた。
紫のベリーは椅子に座りながら手で摘んで、赤いリンガンベリーはイッテQで見たベリー摘み専用の道具を使った。
ベリーを摘むだけではなくてその後調理するまでを見ることができてすごく嬉しかった。特にベリージュース専用の鍋や、ベリーを掃除機で選別することには驚いた。

ツアーでベリー摘みを検索してみたら1万円以上のプランしかなかったから、余計にホームステイのありがたみを感じる。

椅子に座って済んだベリー🫐ジュースになった
道具で詰んだリンガンベリー🫐ポリッジにした
ベリーの他にきのこ狩りも

湖で泳ぐ

フィンランドを含む北欧には過去の氷河の影響で湖がたくさんある。ドライブをすればいくつもの湖を見つけることができた。

ホストが「泳ぐのに良い湖があるよー」と飛び込み台のある湖に連れて行ってくれた。
ラオスに続いて2回目の飛び込み。結局ビビって1番高い台からは飛び込めなかったのが少し後悔。
でも海でも川でもない、フィンランドならではの景色に心打たれた。

この日の気温は19℃でまじで寒かったから湖には1時間くらいしかいなかったけど、もう少し暖かかったらきっと永遠にいられた。フィンランドの景色はあまりにも美しい。誰が見てもそう感じると思う。

フィンランドに来たなら、泳がなくても良いから森の中の湖には絶対に立ち寄ってほしい。

家から近くの湖

明るい夜のピクニック

フィンランドの夏は日が長い。私の住んでいるコケマキは22時過ぎまでは明かりなしで過ごせる。
そういうわけで夜ご飯はピクニックに行こうと言われた。
家の近くの「national park」に車で出かけた。フィンランドの公園にはバーベキューグリル兼焚き火台があってそこで自由に調理ができる。
この日はソーセージを持って行って焼いた。
パンと乳製品ばかり食べる日々だったから肉汁溢れるソーセージが心に沁みた。

公園備え付けのバーベキューグリル
ピクニック

ご飯の後はハイキング。しっかり整備されたハイキングロードを30分ほど歩いた。
フィンランドならではの光景に心奪われる。私は本当にフィンランドの景色が大好き。
ただ私が知ってるのは夏のフィンランドだけなので冬も知りたいなぁ。せっかくだからオーロラも見たいなぁ。

渡り鳥の生息地のダム
フィンランドのハイキングロード

フィンランドの家庭の味を教わる

私はフィンランドのミートボール大好物なので、ホストに頼んでミートボールの作り方を教えてもらった。
お肉の味付けは

ヨーグルト
コンソメ
ペッパー

でした。食べてみた感じヨーグルトとパプリカパウダーがポイントだと思う。
付け合わせはバターと牛乳をあり得ないほどたっぷり入れたマッシュポテト。

大好物が自作できるようになったので、日本に帰ったら絶対作る。

オーブンで焼いたミートボール

街へお出かけ

予定のない日はホストが駅まで送ってくれてタンペレという都市の観光をした。久しぶりの1人時間にわくわく。
行きの電車は普通席がいっぱいだったのでファーストクラスみたいな席を事前決済して乗車した。1時間ちょっとの旅で23ユーロ。車内にはドリンクも置いてあって飲み放題。日本の新幹線と比べるとかなりお手頃で最高。ただ、電源がプラグを差し込む式だったのでそこだけ誤算でした。USBの差し込み口が欲しかった。

タンペレへの電車

電車に乗ってたどり着いたタンペレは
世界のサウナの中心
とも呼ばれるサウナの聖地。

私はクーマという最新設備が整ったサウナに行った。思いつきで行ったから何も持っていなかったけど、タオル・水着のレンタル、シャンプーや飲み物はフリーですごく便利だった。

サウナ後に飛び込んだ湖は最高!
でも私泳げないから一度溺れかけた。普通に湖だからもちろん足がつかないほど深くて、ずっとハシゴにしがみついていました。
外気浴中にはビールも飲めちゃう。仲良くなったフィンランド人のファミリーがビールをご馳走してくれた。
連絡先を交換して最終日にヘルシンキで一緒にご飯も食べたよ。最高の出会い。

クーマ外観
水風呂代わりの湖
リラックスルーム
外気浴中のビール


サウナの後はムーミン博物館へ。
日本人がたくさんいて、日本語の看板やパンフレットが豊富だった。
原画や絵本だけかと思っていたんだけど、立体作品が多くあって期待以上。撮影について、一つ一つの作品をアップで撮ったりビデオの撮影をしたりはだめだけど、軽く写真撮るのはOKと入り口で言われたので思い出ように何枚か写真を撮った。
ムーミン作中の名言の展示が特に気に入った。

立体作品
ウェルカムボード?
特に気に入った言葉


そのほかにもタンペレの魅力はたっぷり!
名物のミートボールを食べたり、マーケットに行ったり大満足の1日でした。
ちなみに私がフラッと観光してみて、10ユーロ以下でご飯が食べられるようなお店は見つけられなかった。

ミートボール
ベリーたくさん🫐マーケット
マーケットには飲食店も


フィンランド、ホームステイのススメ

そんなこんなで、私はフィンランドの夏のホームステイをお勧めしたい。
フィンランドの自然、きっとみんなハマると思う。だけど旅行の中でフィンランドの自然に触れるのはなかなか難しい。
ホームステイを通してぜひ地域に根ざした暮らしを体験してほしい。

そしてホームステイなら物価の高いフィンランドに長期間の滞在も可能。私がフィンランド国内で使ったお金は2週間で200ユーロほど(お土産購入費を除く)。そしてこの200ユーロはほぼヘルシンキとタンペレに行った際の観光費用。
物価の高さに北欧旅行を諦めるような人に「大丈夫!お金なくても方法はある!」と伝えたい。
毎日の食事はパンばかりだけどね^ ^

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