見出し画像

【夜宵★日記90】職場の人には聞かせられない話

2023/7/12

最近モヤモヤすることがある。

仕事で、私がうまくいかなかったことに対して、

「私ならこうする。」

と言ってくる人のことだ。

上司でもないし、こちらから助言を求めたわけでもない。

なのに、さも正しいことのように熱弁をふるってくる。

そういう考えもあるか、と素直に聞けたり、

こういう人だよな、と聞き流せたりすることもある。

しかし、こちらの気分によっては劣等感を刺激されることがある。

また、その人の妙な自信、自己肯定感の高さ?有能感?にイラつく。

数人の同僚の前で

「私ならこうする。」

と声高に言われたときにはさすがに、

「じゃあ次はSさんにやってもらおう。」

と言い返してしまった。

そんなに言うなら自分でやってみればいい、と思ったのだ。

どんな鮮やかな手並みなのだか知りたい気持ちもあった。

Sさんから返答はなかったが。

今日は、Nさんの失敗についてその人が言っているのを聞いた。

「こういう風にしないと(←Sさんの持論)ダメなんだよね。」

そのNさんは私と違って器用な人だし、たまたま失敗はしてしまったが誰がやっても失敗した場面だと私は思った。

それでも言うのか、この人(Sさん)は。

そしたら、この場面の後でSさんも同様の失敗をしたのだ。

自分だってうまくいかないじゃん、口で言うのと違うんだって。

そう思う私を尻目に、しかしSさんに自分を悔いる素振りはついぞ見られなかったのである。

失敗の原因が自分にあるなんて、まして「人のこと言えない」なんて、これっぽっちも思ってない。

みんな人のせいにしていた。

メンタル強っ。

こういう人が残る、かつ上がっていくんだろうか。

だけど、と私は考える。

それで人間的な成長はあるのかな。

未熟な未完成な部分を自覚するから人は成長できるのではないだろうか。

卑屈にはなりたくないが、私はこの仕事では特に、「謙虚さ」をもっていたい。

なんて言って、いやほんとのところは、自責感のない人自己肯定感の強すぎる人がただ苦手なだけなんだろうな、私は。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?