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修学旅行

息子の修学旅行の中止が決まりました。
本来なら、中学3年生の来年2月に京都・奈良へ行くはずでした。

学校近くの公立小学校では最近、修学旅行が行われたそうで、
なんで我々はいけないのか?と、ごねていました。

息子の学校は中高一貫校なので、高校での修学旅行もあることから、
残念ですが先生方も無理はなさらなかったのだと考えています。

今、息子達はクラス毎に修学旅行に代わる日帰りの遠足のようなイベントを企画しているようです。県をまたいだ行動は出来ないとの制約があるようで、各クラス頭を悩ませているそうです。


そんな息子の話を聞いていたら、自分の修学旅行のことを思い出しました。


私の小学生の時の修学旅行は日光でした。(今でもこの地域は日光ですよ)

市内の各学校の先生方がくじ引きで日程を決めたそうですが、
我が校のくじ運は悪く、最後も最後、11月下旬でした。
先生がゴメンね~、と謝っていたのを覚えています(笑)

11月も下旬になると、日光は寒いです!!!
戦場ヶ原でのクラス写真が残っていますが、小雪舞い散る中、
軽装の子供達が地蔵のように固まって写っています。(^^;)

ところで、皆さんは修学旅行はどんな交通手段で行きましたか?

なんと、当時の小学校の修学旅行は国鉄(現JR)の
修学旅行専用列車がメインだったのですよ~!(今でもあるのかなぁ~?)
いつの頃か廃止されたようで、息子はバスで行きました。

専用列車は確か2、3校一緒に乗っていました。
他校の車両へは行くことが出来ないので交流はできません。

学校から最寄り駅へバスで向かい、そこから電車で修学旅行列車が止っている国鉄の駅まで行きました。

今考えると、贅沢なことだなぁ、と思います。
国鉄は日光までの特別ルートでほぼノンストップの特別ダイヤを組んで走らせていたのですからね。

普段通らない駅を通過していく様子は今でも鮮明に覚えています。
川崎、東京を抜け、日光がある栃木県に向かいます。

電車はコトコトのんびり走ります。
街の景色が段々と里山の風景に変わって行くのが楽しかったですね。
雪化粧の男体山が見え始めたときは、車内に歓声が上がりました。

専用列車の旅は数十年経っても、鮮やかに心に残っています。


中学生になると、修学旅行は京都・奈良

正直、仲の良い友達と同じ班になれなかったので、
残念ながら修学旅行自体はさほど楽しい思い出がないのですが、
強烈に忘れられない思い出があるのですよ~!

今となっては笑い話なのですが・・・

新幹線の乗車訓練というのを何度も練習したのですよ~!!!(^_^;)

想像つきます?(笑)

実は私が通っていた中学校はマンモス校で、
入学時はひとクラス40~42人で15組までありました。
卒業までに新設校が2校出来て分かれましたが、
それでも修学旅行時にはまだ8クラスありました。

つまり、教員を入れて400人近い人間が、
大きな荷物を抱えて新幹線の僅か5分の停車中に
乗り終える必要があるため、前もって体育館でシミュレーションならぬ
新幹線乗車訓練が行われたのです。

先生方がパーテーションを使って、新幹線の入り口に見立てた通路を作り、
生徒は荷物を前に抱えて何分で全員乗り終えるかを
繰り返し確認したのですよ~(笑)

中学校の修学旅行の思い出はコレばかりが強烈に印象に残っています。

大人になって乗車訓練の話を同僚にしたら、何処の出身だよ?!
って、笑われました。

懐かしいですねぇ。


修学旅行の思い出は幾つになっても記憶の片隅に残っているものです。

ここ数年の感染症の影響で、修学旅行に行けなかった子供達がどれほどいるのでしょうか。

子供達にかかる負担は計り知れません。

1日も早く日常が戻ることを今日も願っています。


ちなみに、息子は友人達と高校生になったら一緒に京都・奈良に泊まりがけで遊びに行こう!と、考えているようです。
楽しい旅行が出来る日が来ることを願ってやみません。



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