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映画『シンプル・シモン』

せっかくなので、シナリオ以外にも、好きな映画について書いてみようかと思いまして。第一弾、何にしようかと迷ったのですが、「#映画館の思い出」込みで、スウェーデンの映画『シンプル・シモン』にしてみました。ちなみに日本では2014年公開のようです。

◆出会いは『王様のブランチ』

その日なんとなく『王様のブランチ』をぼーっと見ていたわけです。やっていたのはLiLiCoさんの映画コーナー。そこで紹介されたのが『シンプル・シモン』でした。さすがスウェーデン映画。まずかわいい。

はい、かわいい。
別バージョンも。

はい、かわいい。(ポスター買いました)

これは絶対に観なくてはならない! しかし!!

◆上映していたのはユーロスペース

『シンプル・シモン』を上映していたのは、ユーロスペース。
そう、それは泣く子も黙る渋谷に鎮座なさっている映画館。

そもそも、私が気軽に足を運ぶ映画館は近所の映画館1個だけ。そこでやってない映画を見るために頑張って足を運ぶ映画館もお決まりの2個。シナリオ書こうとしているくせに何してんだよと思われそうですが、面倒くさがり屋のレベルはもうラスボス倒す勇者クラスなのです。

渋谷…マジか…LiLiCo姉さん…マジか…。

と、一瞬、渋谷という壁にくじけそうになりながらも、シモンのために渋谷へ足を踏み入れることを決意。土日の渋谷なんて絶対無理ということで、平日、仕事終わりにいざ渋谷へ。その頃は正社員からバイトに格下げしてもらっていた頃で(どんな頃笑)結構自由に早い時間にあがれていたので(どんなバイト笑)会社からユーロスペースまでダッシュした記憶があります。

※ネタバレはしていないつもりですが、もしも今後観るかもしれないという方は以下ご注意くださいませ。

◆あらすじを思い出してみる

アスペルガー症候群を抱え、人とのコミュニケーションが苦手なシモン。〇とSFが大好き。唯一の理解者は兄のサム。シモンとサムとサムの恋人の三人での生活が始まるが、シモンのせいでサムの恋人が出て行ってしまう。その日から崩れていくシモンの日常。「サムに恋人ができればもとの生活に戻れる」と考えたシモン。サムの恋人を探し始める。

だいたいこんな感じだったと思うが、詳細はホームページ参照。最初からそれでよかったんじゃないか。DVDはもう売ってないみたいです。配信も終わってる。せっかく紹介してるのに見れる手段なくない?失笑。

◆愛すべき男、シモン

シモンを演じているのはビル・スカルスガルドさん。
まさか数年後にペニーワイズになるとは。

その当時、シモン派とサム派がいたんだよね笑。サム兄さん、めっちゃかっこいいんです。弟想いの素敵なお兄ちゃんだし、何よりイケメン。しかし、私は断然シモン派に属しておりました。控えめに言って、ビル・スカルスガルド、まじかわいい。

シモンに重要なのは変わりのない日常。それを乱されることが何よりも嫌なわけです。だから〈サムに幸せになってほしいから〉ではなく、〈自分の日常を取り戻したいから〉サムの恋人を探すわけです。

そんなシモンの前に現れるのです、イェニファーが。シモンにとったら、今まで周りにはいなかった、意味がわからない新キャラ。何言ってんだこいつ状態。まぁ乱される乱される笑。しかし、見てることしかできないこっち側の人間としては、終始イェニファー頼み。頼むぜ、イェニファー!

そして、ラストは最高に幸せな気持ちになること間違いなし!!
言いたい!!しかしネタバレがすぎるので言えない!!

スウェーデン映画らしく、いちいちかわいい!
そして、シモンを筆頭にどのキャラクターもかわいくて魅力的!
それでいて、アスペルガー症候群を抱えた人が世界をどうとらえているかも描かれている(と思います)!

本当に素敵な作品なのです。

当時のツイートを振り返ってみたら、シモンが好きすぎて、スウェーデンへの旅行計画立ててた笑。そのくらいドはまりしたのです。

LiLiCo姉さん、ブランチで紹介してくれてありがとう。

これ書いていたら久しぶりにまたシモンに会いたくなりました。
シモーーーーーーーーーーン!!!


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