ミックステープが、かっこいい時代
本は、思い出を運んでくる。
音楽は、思い出を運んでくる。
この2つを同時に形にしたのが、何度読み返したか分からないこの本。
スティーヴン チョボウスキー 『ウォールフラワー』 小西 未来訳(アーティストハウス、2001)
※この小西 未来訳のバージョンを、おすすめしたい。
じゃ、サムネが何でカセットプレイヤーなのか?
それは1番最初に買ってもらった音楽プレイヤーだから。
(=持ち運び可能な音楽プレイヤー)
平面で見ると、青なのか緑なのか?って色をしていて。
斜めにすると紫にも見える。
何とも不思議な色で、そっこーこれに決めた。
これがめちゃくちゃ優れていた記憶がある。
詳細は覚えてないんですけど(´・ω・`)
最後はインヌに噛まれて…
<余談>
この後MDプレイヤーも買ってもらったりもしたけど、
革命的だったのはiPod touch。
電話機能あったら!!カメラあったら!!って思ってる間にiPhone誕生。
1.ミックステープを知ったのは小説から
ミックステープという言葉を知ったのは、
『ウォールフラワー』を読んでから。
それよりも前、今から思うと随分昔…
転校してから数ヶ月経った頃、もう限界!!で1人で沖縄へ。
(よく許してもらえたなー)
滞在中は友人宅に滞在。昔から今もありがとうございます。
めっちゃ良いから聴いて!!って滞在中毎日のように友人の家で
聴いていたのはモンパチ(モンパチの1stアルバム)
それをカセットテープにして友人がくれた。
ケースにはプリクラがいっぱい貼ってあった。
裏面には曲名(もちろん、全部手書き)
今も持ってる。
さすがにプリクラはぼやけてるけど、なんとなく顔を覚えていられる。
その翌年、モンパチの2ndアルバムが流行った。
「あなたに」とか「小さな恋の歌」とか。
もう、その頃にはモンパチ熱が冷めてしまっていた(聴いたけど!!)
さらに言うと、友人宅にあったBSB(Backstreet Boys)のミレニアムかな?
CDにハマってた。
2.誰かにあげるわけではないけどミックステープ
何が嬉しいって、CDと違って自分の好きな曲を1つにまとめられること。
CDだったら、聴きたい曲ごとにCD変えなくちゃいけないから。
好きな曲は2曲続けて入れたり、B面?って言うんだっけな?
とにかく色々工夫した。
誰かにミックステープを、あげたことはない。
もらったんだから、誰かにあげれば良かった。
今やってみたいけどカセットテープが、どこに売っているのか知らない。
再生する機械も持ってない。
友人きょうだいの影響でDIAMANTESも聴いてたなぁ。
今じゃ懐かしい。
昔だったら意地でも聴かない!!カッコ悪いって思っていたのに、
今じゃ聴いていて、懐かしくて泣きそうになる。
エモーショナルな曲の1つ。
モンパチだって、今もキッチンで料理しながら歌ったりする。
自分の世界に入り過ぎて驚くこと多いから、部屋で歌うことの方が圧倒的多数だけど。
今になってからDIAMANTESやかりゆし58、HYとかめっちゃ聴く。
オレンジレンジも。
昔、部署違う人たちに言われた言葉を思い出す。
「若いっていーねー。でも邦楽の良さは年取ってから分かる時が絶対くるからさ。」
どうやら、きたようです。
毎日じゃないけど。
3.昔のCD音源の好きなところ
昔からある曲だけど、今もリマスターで出ている曲がある。
最近はもっぱらデジタル音源。
昔というか、最初にレコードされた曲が良いのは歌声がリアルなところ。
今はいくらでも編集出来るから、正直誰が歌っても上手くしようと思えば出来てしまう。
編集技術が今ほどなかった時にレコードされた曲を聴くと、ライブに行ったような気持ちになれる。
もっと声がリアルだから。
あ、外してる?の?
この声は…この人、実は地声が高いのかな?低いのかな?
この音の上がり方は、◯年のリマスター版だともっとフラットなのに。
ブレスの瞬間が聞こえる!!ここで息吸ってたのか!!
などなど。
自分が歌手だったら、過去データなんか絶対に嫌かも。
でも聴く側としては、そのリアルさが嬉しいのだ。
整い過ぎていて、音が生きていないような妙な感覚。
それより、多少ガタガタした音の方がリアルで好き。
4.ミックステープを今作るなら
それって今だと何だろう?本当に分からない。
だけど作れるなら、作ってみたい。
そしてミックステープを誰にもあげたことなかったけど、
今だったらあげてみたい。
その人が望むものを。
完全にこちらのおすすめを求める人には、そういうものを。
◯◯な気分な時に合うものを!!
◯◯が好きだから、その人の曲を集めて!!
とか。
5.The perks of being a wallflower
最初に触れた小説。
本当に何回読んだだろう?原作も読みました。
最高すぎです、作者さま。
我が青春を支えていただいたことを心から感謝いたします。
音楽も本も私の人生に欠かせないのです。
それを1つにしちゃうなんて…重ねて感謝いたします。
随分時間が経ってから映画化もされたのを知ったのは、
映画化されてから随分後(全部遅いのは毎度のこと)
本の中では、とにかく昔の曲が出てきて全然分からない。
それでも70年代や80年代の曲が1周回ってかっこいいってなる。
映画内で使われていて、特に思い出深い曲。
去年の夏?から、エモーショナルが止まらない。
昔の曲をめちゃくちゃ聴いてる。
その時代に生まれてもいない曲も多いんだけど、
たまらなくかっこいい。
「なんでこんな古い歌をきみが知ってるんだ?!」って不思議がられ、
何で好きなの?って言われる。
古い歌がかっこいいのは、知らない世界だから。
1周回って新しい、かっこいい世界。
良い1日を。
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