何かが残ったわけではない。
次またどこかで遊ぼう、という曖昧な約束だけが投げられた。
僕は新たな言語を学ぼうという志と、本当の意味で落ち着いてやさしく考える気持ちをもらえた。
吹っ切れて、前向いて頑張っていこうと思う気持ちも全く芽生えてこないわめではない。
距離という巨大な敵に敗北してしまったけれど、僕は必ずこの壁を乗り越える。文字通り世界を股にかけてみせる。それを経て自分は何人でもないんだという感覚を理解することは、誰かを愛するということだ
isn't it pret
I bet
you won't
L.O.V.E.
me
サーフィン
海は表情が違う。日が替わるごとに
夕陽が穏やかな水面を照らすと、筆触分割の江ノ島海岸がオレンジ色に光る
自分のことを水色だと思い込んでいそうなグレーの海が輝きになる
突風吹き荒れる1月の海岸は、水が砕け散って泡を掻き上げる
息途絶えたマーメイドが海面に押し上げられつつはく泡のように
迎えにきた天使が羽をゆらすと空気にかかる白いもやのように
下手くそなサーファーには乗れる波もないに等しく