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親からの愛を受け取れなかった人の生きずらさ7選:愛着性パーソナリティ障害とその影響

親からの愛は、
私たちの人生において
非常に重要な要素です。

子供の頃に愛されることは、

成長と心の安定において
不可欠なのです。

子供と母親は
生まれるまでへその緒で
つながっていますが、

生まれた後も
愛情という絆で
つながっています。

親子の絆を心理学では

「愛着」と呼び

これは、見えない
へその緒のようなものです。

へその緒は子供に栄養を
与えてくれて、

「愛着」は、安心感を
与えてくれます。

これは、心の成長のために
とても大切なことです。

子供の頃に親の愛情を
受け取れなかったり、

「勘違いで」
親の愛情を感じることが
できなった場合、

愛着性障害として
あらわれることが
あります。

愛着性パーソナリティ障害
として知られるこの問題は、

親からの愛を
受け取れなかった
人々が抱える悩みです。

今回は、その生きづらさに
フォーカスをしてみます。


この記事を読むベネフィット

この記事を読むことで、
愛着の重要性を理解し、

生涯にわたって
充実した関係を築くための鍵を
手に入れることができます。

さっそく
見て行きましょう。

ルーマニアの孤児たち

愛着の大切さは、
1990年代の
ルーマニア孤児たちの
調査で証明されています。

孤児院で虐待されたり、

ネグレクトされて
育った子たち、

親から愛されなかった人々は、

その後も様々な困難を
抱えて生きてきました。

やることに不安を感じる

愛着は親と繋がっている
安心感ともいえます。

何か辛いことがあっても、
親との繋がりがあるので、

そこに逃げ帰ることができます。

子供は愛着という
見えない繋がりがあれば、

新しいことに安心して
チャレンジすることが
できます。

しかし、愛着の欠如は、
不安感を常に抱えることに
繋がります。

スマホを持たずに外国を
さまよっているような
感じです。

何をするにも手探りで
不安なのです。

愛着は、親との絆から
生まれる安心感です。

愛着がないと、
新しいことへの挑戦に常に
不安を感じることになります。

このような子供時代を送れば
大人になってもいつも不安が
ついて回る人生になります。


1.自己肯定感が低い

愛着の不足は、
自己肯定感の低さにも
つながります。

何事も不安ですから、
「生きる価値がある」
「生きていていいんだ」
という実感が育ちません。

大人になっても
自己肯定感が低く、

自信を持つことや
成功体験が難しくなります。

何をするにも
自信が持てません。

「どうせダメになる」
「どうせ嫌われる」
という思いが心に
染み付いています。

大人になってから
何か成功する体験をしたり、

高いスキルを身につけても、

本当の自信に繋がりません。

例えば、
世界的に有名なアーティストが
酒や麻薬に溺れたり、

事件を起こしたりすることが
あります。

世界でTOPの有名人に
なったとしても、

自己肯定感が
低いままなのです。

子供の頃に愛着を経験
できなかったために
そうなってしまうのです。

しかし、大人になっても
自己肯定感を高めたり、

自分自身を
受け入れるための
方法は存在します。

2.人を信じられない

愛着がないと、
他人を信じることが
難しくなります。

愛着とは信頼関係と
言い換えることが
できるからです。

親子の信頼関係を
経験していなければ、

他人を信じることが
できません。

いつかこの人は
裏切るに違いない
という考えがついて回ります。

人との付き合いの基本は
相手を信じるところから
始まります。

それが、出来ない為に
人間関係で悩むことに
なります。

愛着は信頼関係を
築くこととも深く関連
しています。


3.人を敵か味方に分ける

愛着の不足は、
柔軟な思考を妨げます。

心にゆとりを
持てなかったために、

物事の考え方にも
柔軟性がありません。

他人との関係性を複雑に捉え、

敵対的な思考を持ちがちです。

何事にも
白黒つけようとして
適当にということが
できません。

心の健康な人は
嫌いな人が相手でも
うまく距離を取りながら
適当に付き合うことが
できますが、

それができないのです。

人を敵か味方でしか捉えられず

少しでも、否定されると
「敵」と判断します。

「敵」と感じたら
心を閉ざしてしまい、

適当に付き合うことが
できません。

人間関係の距離感が
わからないのです。


4.孤独感を感じやすい

愛着の不足は、
孤独感や社会的な
孤立感を引き起こす
ことがあります。

見捨てれるのが不安で、
ずっと相手の世話を焼いて
離れようとしない人。

人とかかわることが
怖いために、常に独りで
居る人など

極端な人間関係を取ります。

また、
見捨てられないように
相手にしがみつき、

ちょっとした
相手の言動で恐怖を感じて
心を閉ざしてしまう
というような、

両極端の行動を
繰り返す人もいます。

5.体が弱い。

愛着を持ってなかった人は、

自律神経系や免疫系などの
発達に問題が起きることが
あります。

大人になっても環境の変化で
すぐに体調を崩したり、

ストレスや病気などへの
抵抗力が弱いことが
あります。

いわゆる体が弱い
と言われる人です。

6.心の病気になりやすい。

親との信頼関係が
築けなかった場合
生きて行く自信を持てず、

人間関係でいつも心を
すり減らしているため、

うつ病などの心の病気に
なりやすい傾向があります。

うつ病の治療を始めても、

薬が効きにくかったり、
回復が遅かったりします。

根っこに愛着問題による
生きづらさが横たわっているため、

治療がこじれてしまうことが
あるのです。

信頼関係の克服

へその緒は生まれると
親から切り離されて
なくなってしまいます。

体の成長が
足りないからいって、
もう一度、へその緒から
栄養をもらうことは
できません。

しかし、心のへその緒である
「愛着」は、
いくつになっても
作り直すことが可能です。

なぜなら、
愛着を作る相手は
生みの親とは限らないからです。

パートナー、親戚、
友人、子供、
ペット、
そして最大の見方である
自分自身とつながりを
持つことができれば、

いくつになっても

「愛着」はできるのです。

そこに絆ができて
安心を感じることが
できれば、

心は癒されて育まれます。

安心できる場所には
見えない愛情が
そそがれているのです。

このような体験が深まれば、

親に愛されなかった
生きづらさは少しずつ、
解消できるようになるでしょう。

また、
愛着がなかった場合。
うつ病などの
心の病気になった時、

回復が遅くなると
説明しましたが、

療養生活で
ゆっくり安心できる
時間をすごしたり、

医療スタッフや
家族や、自分自身と
良い関係が築けると

長年抱えていた
愛着の問題が解決するケースも
あります。

以上、
親からの愛を
受け取れなかった人の

生きずらさ7選
愛着性パーソナリティ障害と
その影響

でした。

まとめ

親からの愛を
受け取れなかった人が抱える
生きずらさとして
以下の事があげられました。

  1. やることに不安を感じる

  2. 自己肯定感が低い

  3. 人を信じられない

  4. 人を敵か味方かに分ける。

  5. 孤独を感じやすい

  6. 体が弱い

  7. 心の病気になりやすい

親からの愛着を
受け取れなかった過去は
変えることはできませんが、

自己成長と回復のプロセスを
通じて、

より豊かな人生を築くことが
可能です。

大切なのは、自分自身に対して
思いやりを持ち、

過去の傷を癒し、
愛と支えのある環境を作り出す
ことです。

人は気づけば
いつからでも変われます。

あなただけじゃない。
あなた一人じゃない。

知識は人生の
盾であり矛である。

あなたの歩いた道が
幸せの道でありますように。

ではまたっ。

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