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クリエイターって、誰が?

今日は新旧論文をアップする暇がないので、ちょっと嫌なエッセイでも。

noteを始めて、まずひっかかったのは、利用者を「クリエイター」なんて、歯の浮くような名称で呼んでいること。

そりゃあ、クリエイターになりたい人が多いのはわかってるけど、まだ何者でもない人、これといって何らクリエイティブでもない人をみんなひっくるめて「クリエイター」と呼んでみせる、臆面もないセンスは、ちょっとついていけないな。

よっぽどいい仕事をしている作家は別にして、ぜんぜんたいしたことない奴が、ちょっと有名になって「先生」呼ばわりされ、それが当然だと言わんばかりに澄ましていられるのと同じような鈍感さがなければ「その呼び方はちょっと…」とお断りしたくなるだろう。なって当然だ。
ならないとすれば、もうそれは有名人病と呼んでもいいんじゃないかな。

まあ、文系ではない人は、こんな呼称なんて気にしないかもしれないけど、文系でこれが気にならないようでは、ほとんど致命的だと私は思う。

(2021年6月5日)

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