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幸せな夢を見た気がした。

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私という名の文学。書きたくなった時に書く長めな記事。
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#記憶

私が嫌いな私のこと Part2

私が嫌いな私のこと Part2

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小学校を卒業した私は、そのまま地元の中学校に進学した。中学受験をしようとも思ったが、自分の学力ではどこの学校も入れる気がしなかった。

この時、私を気持ち悪いと罵った女子が同じ中学に行くことはなかったのだが、懸念点が一つだけあった。それは、同じく私に嫌がらせをしたクラスメイトの男子が受験に失敗して、私と同じ中学に進学することだった。
2月頃だっただろうか。廊下に出ようと教卓の前を

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私が嫌いな私のこと Part1

私が嫌いな私のこと Part1

きっと私が自分のことを好きだと言える日は一生来ないのかもしれない。

大学生の頃、心理学を専攻してたわけでもないのに、なんとなく面白そうという安直な理由で心理学の入門的な授業をとっていたことがあった。もうその授業の内容はほとんど記憶の彼方に吹き飛んでしまったが、自分の性格を分析する、という内容のレポート課題だけはやたら強烈に印象に残っていた(当時2020年、MBTIも知らなかった頃)。

とはいう

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