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3日目にしたパリにうんざり?フランスで洗濯をしてみる〜旅の小噺⑨〜

旅の小噺を綴っています。
パリ編を続々と更新中。

パリ滞在は3日目。
12月のパリは日照時間が本当に短く、朝は10時くらいにようやく日が差してきます。夕方は16時過ぎには暗くなってきた記憶。
その分、夜はイルミネーションがキラキラして、夜の街歩きはとても捗ります(もちろん安全には気をつけて)

さて、今朝はエアビに設置されていた洗濯機を使って、フランスの洗濯を経験してみることに。
フランスの水は硬質なので、洗濯物がごわごわしちゃう。しかも、カルキが水道を詰まらせてしまうということで、それを解消してくれるというのがこちらのタブレット。パリのスーパーの至るところにも置かれていて、
フランス人にとっては必需なアイテムの一つとのこと。

アンチカルキタブレット。薄いビニールに包まれています。
使い方は、洗濯機にポンといれるだけ。

フランスの洗濯機は、稼働時間が異常に長く、詳しく覚えていませんが、
3時間ほど回っていたような気がします。
これ、日本の洗濯機の性能が異常にいいのか、
韓国に滞在した際に洗濯機を使いましたが、そちらも3時間ほどの稼働時間でした。
さて、洗濯が終わるまで、パンを買いにこちらのお店へ。

黄色い塗りがとても可愛らしいパン屋さん
パリのパン屋さんはそこらじゅうにたくさんあり、
有名どころでいうと、言わずもがなバケット、そしてクロワッサン、パンオショコラ、など甘めのパンが多いみたいです。日本みたいに、ソーセージが入っているお惣菜パンなどはあまり見ませんでした。しょっぱいものが食べたい時は、サンドイッチなのかな?
注意点としては、日本だとパン屋でもどこでも、店内でうろうろ悩むのは割と普通ですが、のろのろしてると高確率で声をかけられて急かされます。
パリの人はせっかちって言いますけど、よく知らないパンを吟味したいこちらとしては、「ゆっくり選ばせてくれ・・・」と思わざるを得ません。
私はこちらの2つをチョイス。

パンオショコラとヴィエノワ

日本でもよくパンオショコラを食べているのですが、
本場のものは、確かに美味しい気がする。なんだろう、バターなのかな。
でも、日本でも、ほとんど現地のものと遜色ないパンが食べられることは間違いないと思います。

食べている間に洗濯が終了。
パリでは、ベランダなどの野外に洗濯物を干すのは禁じられているので、基本部屋干しです。エアビにも、洗濯物干し台がありました。
でも、室内が寒いことと大して日差しも入らないので、
結局、干した服はなかなか乾かず。

朝食を終え、3区を散歩しつつマレ地区へ。元はあまり治安の良い場所ではなかったようだが、開発によりおしゃれでアーティなスポットとして、人気がある地区。
事前にチェックしておいたメルシーというストアへ。
https://maps.app.goo.gl/HcwBnDp7onSkxFmx7
ここのロゴのトートが人気だそうですが、値段が普通に高いです。
店内は、かわいい雑貨が並び、色々欲しくなってしまいます。

面白かったのは、メルシーの近くに「nonメルシー」と書いたお店があったこと。一見メルシーと読めるので、間違えて入る人もいるんでしょうね。
こんなところにフランス人にユーモアを感じたのでした。

「Merci」のフォントと色もほとんど同じ。

さて、ポンピドゥーセンターへ向かい道中、少し疲れたのでカフェへ。ここで普通にコーヒーを飲めばいいのに、私というやつは・・・メニューにアルコールを見つけると、途端に頼まずにはいられない性分でワインを飲む。
そうすると、疲れて寒い体にアルコールが染みわたり、たった1杯なのに、ポンピドゥーセンターの入る頃にはなんだかフラフラに。
それもあるし、正直ポンピドゥーセンターが期待外れだったこともあるし、
なんだかその日に限って機嫌が悪かったというか、パリの人々のせかせかした感じに苛立ってしまい、「もうやだ・・・・」となりまして(笑)
その後帰宅して、まさかのふて寝。。。。

起きたらもう外は真っ暗。ここまでの旅の疲れが癒やされ、
もしかしたら、ここでふて寝を挟んでおいたことは正解だったかもしれません!
一人旅なので、このあたり自由に動けるところが本当に良いところ。

そして、今夜は、日本を発つ前に唯一決めておいた予定!
オペラ座ガルニエ宮でオペラを鑑賞します!
鑑賞する演目は、モーリス・ラヴェル「マ・メールロワ」

パリのオペラ座といえば、「オペラ座の怪人」の舞台になったあの荘厳な建物をイメージされると思うし、実際その舞台にはなっていますが、
実はパリにはもう一つオペラ座があります。
それがオペラ座バスティーユ。牢獄でお馴染みのバスティーユにある近代的なオペラ座。有名な演目はむしろバスティーユで上演されていることが多いみたい。

今回は、ガルニエ宮にいってみたい!という目的だったので、
オペラ座で上演されている演目を選ぶ。
オペラ座の入り口も、それはそれはややこしくて、観光ツアー用の入り口にいってしまって、係の人に色々聞きながら、なんとか入り口に到達。
パリは言っても一大観光地なので、もちろんそこら中に案内用の看板などは出ているが、そのわかりにくさったら・・・。
日本の案内がわかりやすくて手厚いということは承知の上ですが、これは滞在中本当に困ることが多かったです。
まっすぐ行け「↑」と記載があるので、まっすぐ行ったら全然違う場所に行くのだから・・・。まあ私も相当方向音痴なので、仕方がないか。

さて、オペラ座ガルニエ宮の中は、それはもう豪華絢爛。
ゴージャスでデラックスで、信じられない煌びやかな空間です。
よく映画やドラマなどで見るこのエントランスが見えた時はテンションがマックスになる。

意外や意外。みなさん割とラフな格好の人も多かったです。Tシャツ短パンサンダルとかそこまでラフじゃなければ大丈夫かと。

開演まで、シャンパンをいただいた待ちます。

こちら3,000円くらいだった気がします。高い。


廊下も何から何まで豪華絢爛。

開演20分ほど前に着席。開演したら、あっという間に終わってしまいました。すごく良かった。日本人のバレリーナの方もいらっしゃって、
世界で活躍する日本人を間近をみて、なんだかパワーをもらう。
音楽も素晴らしく、本当に感動して、オペラ座を後にしました。

実は日本でも数回オペラを見たことはあるものの、
オペラ座ガルニエ宮でみると、余計と感動するので不思議。今回の大きな目的を早々と達成し、この日は早々に帰宅して、ワインを飲み、就寝。

さて、3日目は、まさかのフランスにイラつき、ふて寝をして、
やっぱりパリに魅了された1日なのでした。

〜つづく〜

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