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生きろ!

「あなたの為に言っている」
そんな言葉を向けられたことはないでしょうか?

私はこれを悪魔の言葉と定義しています。

あなたのために「言っている」

私の価値観に合わせなさい。じゃないとダメだよ。
そんな言葉に聞こえてしまうのです。

本当にあなたが私のために言ってくれる言葉なら
「あなた自身で考えて行動してみなよ。応援するよ」

だと思うのです。

自分の人生を生きるために考えることを促してくれることこそ、魔法の言葉だと思うの。

「あなたの為に言っている」と言っている人がAさんだとします。
言われている側がBさんだとします。

Bさんは喉が渇いていません。
でもAさんは今、川の水を飲みなさい。これから喉が渇くから。
と促します。

飲むか飲まないかはBさんが決めることなのに、AさんはAさんの考えを押し付けているのです。

それは本当の優しさでしょうか?

Bさんは喉が渇いていません。
Aさんは、この先に川はないよ。水のむ?どうする?

これも水を飲むかどうかはBさんが決めることです。

でも、こちらのAさんは、Bさんに知っている情報を与え、Bさんの意思を聞くのです。

私はこちらが本当の優しさだと思います。

前者のAさんの言う通りにしなくて、熱中症になるかもしれないし、お腹がタプタプになって、苦しくなるかもしれません。

後者のAさんの助言で飲まない選択をしたBさんも熱中症になるかもしれませんし、飲むを選択した場合もお腹がタプタプになって苦しくなるかもしれません。

しかし、後者のAさんの助言であれば、持っている器に水を入れるという選択をする可能性も残しています。

私たちは、Bさん側になった時、前者のAさんを疎ましく思いがちです。
しかし、多くの人が前者のAさんの様に言ってしまいます。

もしくは、前者のAさんのように言って貰えないとしんどいな。と感じる人もいるとおもいます。

Aさんになった時、私は後者になりたいし、
Bさんになった時、考えることをできる人でありたいと思います。

あなたは誰かの人生を生きているのではない。
あなたはあなたの人生を生きているのだ。

生かされるな。
生きろ。

生かされる甘えではなく、生きる覚悟が大切だと強くおもいました。

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