共存できたらいいなと思ったこと。
久々のnoteです( ◜◡◝ )
野球場へ野球観戦をしに行った男性の方のツイートを見かけて思ったことを、カメラを持って球場に行く人間の視点から書きたいと思いました。
以下、見かけたツイートを簡単にまとめました。
・昔と比べてカメラ女子が物凄く増えた
・内野席の前方はバズーカ砲を持ったカメラ女子だらけ
・推しの選手を沢山撮りたいのは分かるがもう少し野球そのものを楽しんでとも思う
・バズーカ砲で打席やピッチャーの投球が見づらい時は何だかなと思う
一つ一つの項目についてカメラを持って球場に行く自分の視点から書いてみたいと思います。
・昔と比べてカメラ女子が物凄く増えた
ここ数年でInstagramやTwitterに、球場で撮影した野球選手の写真を投稿される方が増えたことが影響の一つと考えられます。性別問わず、男性の方も多いですよね。野球場で撮影・録画する目的の被写体はたくさんあります。選手はもちろん、マスコット、チアガール、スコアボードやビジョンの演出、登場曲が流れる打席や登板シーン......審判好きの方が審判を撮影することもありますし、パッと思いついた他にもまだたくさんあるかもしれません。私自身も、球場で一眼レフカメラを使い撮影をされている方々に影響を受け、好きな選手のかっこいい場面や楽しそうな表情、悔しい表情、感動したり心が震えた場面を撮影して手元に残したい、親しい友人と共有したいという気持ちが生まれ、球場での写真撮影を始めました。
写真や動画などで記録に残すことに意味があるかについては人それぞれの価値観があるかと思いますが、好きになった選手達の輝いている瞬間を残しておきたい、共有したい、という方々は意外と多いです。カメラメーカーが野球選手の撮影のコツのようなパンフレットを作成して配布したり、ガールズデーの写真撮影イベントのスポンサーをするくらいには。
・内野席の前方はバズーカ砲持ったカメラ女子だらけ
カメラを所持している人間からすると、どの大きさのレンズからバズーカ砲になるのか...?という疑問から入りがちなのですが、カメラを使わない方々から見ると恐らく400mm以上の望遠レンズがこの方の仰るバズーカ砲になるのかもしれません。この記事のサムネイルに利用させていただいたカメラの写真のレンズがわかりやすいかも。
(普通の人から見るとD5600のダブルズームキット(300mm)よりもレンズが大きくなるとバズーカ砲になるのかな...)
(まじもんのバズーカレンズって600mm以上らしいです、とかそういう蘊蓄的なところはさておき。)
なぜ前方の席で撮影するのかというと、
なるべく視界の前に遮るものがない状態が写真撮影には好ましいことが一番大きいでしょうか。
球場によっては売り子や警備員が視界を遮ることがあるので、それを避けるにはなるべく最前列や前方を購入するのが一番良いんですよね。
最前列だと多少大きめの望遠レンズを使っていても前方が気にならないですし。(左右後ろはもちろん気にします...!!)
防球ネットやフェンスを避けて少しでも綺麗に撮影するには、前方に近ければ近いほどいいです。
なので、前方の席に写真撮影したい人が集まります。
・撮影よりも野球そのものを楽しんだ方が...
野球そのもの...目の前で起きていること、攻撃や守備をきちんと見て肉眼で焼き付けることをこの方は仰っていると推測しました。
球場での楽しみ方、過ごし方は人それぞれで、他人に決めつけられたり押しつけられるものではないと思います。
もちろん多くの方が野球観戦を目的に来場されています。そういう方が最も多いことを前提に、一人一人、周囲に思いやりを持って過ごすことが野球場における最低限のルールだと思います。そのルールの上で、打球(ファウルボール、ホームランボール)にさえ気を付けていれば目の前の試合を見ていようが、スマホをいじってようが構わないと思いますし、極端なことを言えば座席で学校の宿題をやっている学生さんもいますし...(笑)、コロナ禍でなければ歓談しながらグループで飲食することも楽しみ方の一つです。その色々な楽しみ方、過ごし方の一つに写真撮影があると思います。
ファインダー越しの選手の表情はとても楽しませてくれます。この選手はこんな表情するんだ、とか、打たれて悔しそう、かっこいい攻撃や守備の瞬間。オペラグラスで十分と思われそうですが、それをシャッターボタンひとつで記録に残せるのがカメラの凄いところです。
・バズーカ砲で打席やピッチャーの投球が見づらい時は何だかなとは思う…
選手達の動く瞬間を記録に残すのにカメラは大変便利なものですが、周囲に気を遣って扱わなければなりません。望遠レンズ(バズーカ砲のこと)は便利ですが、周囲の方々の視界を遮る場合があるということ、肝に銘じておかなければなりませんね。気を遣っていてもあまり自信はなかったりしますし、撮影に熱中してしまうと知らないうちに周りに迷惑をかけてしまっているかもしれません。その時は直接お声掛けいただきたい...という気持ちもありますが、場合によってはトラブルになってしまうこともあるかと思うので、お近くの警備員に伝えて一言声を掛けてもらうのが宜しいかと思います。不快だったと後から声を上げる前にご自身で出来ることをやってみてほしいですし、私自身も撮影中は特に注意したいと改めて思いました。
終わりに
カメラを持たない方の考え方を拝見したので、カメラを持つ側からの考え方を書いてみました。どっちが正解だとかの主張をしたいのではなく、それぞれの意見を聞いて、野球場に集う同じ野球ファンとしてお互いに尊重し、共存していけたらいいな、という気持ちが少しでも伝われば嬉しいです。
ここからは余談ですが、「カメラ女子は撮影ばかりしていて野球を見てない!」という意見を度々見かけますが、「野球を見る」というのは一体どういうことを指すのでしょうか。
野球というスポーツ自体、様々な視点から見ることが出来るものだし、人それぞれ、野球の見方はたくさんあっていいと思っています。
あと、気になったのはカメラ女子という言い方...野球は男のスポーツ!カメラは男の物!という考え方が垣間見えるような。どうしても気になってしまいました。性別で向き不向きを指すような考え方は深く根付いていて、そういった風潮を変えるにはまだまだ時間がかかるんだなと実感しました。
顔が良い選手の顔を撮影するのは正直楽しいし、作品か?と思うくらい芸術的な選手の写真を撮影される方もいる。バズーカレンズのカメラで撮影しながら同時にスコアを付ける方もいて、カメラを持って球場にいる女性の方でも本当にいろんな方がいます。ただのカメラ女子、と思わないで広い心で見守ってほしいです。(?)
考えたこと、日々思っていたことをこの機会にと思ってざっと書いてみました。
拙い文章で申し訳ありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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