30歳以下が全員巻き込まれる残酷な格差のはなし
昨日実に秀逸なtweetがありました。
落ちも優秀で思わず笑ってしまいましたが、私はこんなリツイートをしました。
今の時代に則さないブラックな思考は忌むべきものですが、経済的な結果は真逆になるというお話をしたいと思います。
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私のTwitterアカウントの固定tweetは以下のものにしています。
多数のリプを頂戴し、ただただ感謝なのですが、一方で多数の人たちが職場で苦しんいることがわかり複雑な気持ちになりました。
このtweetの趣旨は、職場はノーストレスとすべきであり上司はそれを諦めてはいけない、といったもので、いま、そして令和の時代にフィットしていると考えています。それは何も心情的なものだけではなく、そのほうが生産性は高まるといった経済合理性も内包しています。この考えは今も変わっておりませんし、組織の中で私が目指すものであり続けると思います。
一方で、我々が生きる社会は資本主義をベースとした自由競争社会です。「資本主義」「自由競争」をベースとして発生するのは「格差」です。多少の緩和措置は富の再分配機能によりとられているものの、月とスッポン以上の格差は容認されたままです。
職場の働きやすさ、過ごしやすさはコンプライアンスや多様性の遵守等によって重要なテーマとなってきますが、それらが格差を是正することはなく、逆に格差を拡大するかもということを警告したいと思います。
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以前このようなnoteを投稿しています。思い付きで投稿した割にはよく読まれました。
ここで主張しているのは『各種の国家的施策や社会の要請などによって先輩・上司は部下指導がし辛くなっており、部下の成長を担保できなくなっている。これからは自己啓発が重要だ』といったことで、この傾向は当時より加速していると感じます。
社会は劇的に変わったと申し上げてよいでしょう。「法定の年次有給休暇付与日数が10日以上の全ての労働者に対し、毎年5日、年次有給休暇を確実に取得させる必要がある」と定められ、企業は有給を消化させなければならなくなりました。これだけでも大変な変化です。
この社会に大変革を起こした働き方改革が一気に進んだのは、カイシャ世界から脱出した団塊の世代がかかわっているのですが、これについてはいずれ触れるつもりです。
残業も厳しく制限され、休日も増加し、各種ハラスメントは世間からの懲罰的な制裁の香りにより抑制されることで、期せずして若者の労働環境は急速に改善に向かっています。
「いやまだ苦しいが?」との意見もあるでしょうが良くなっているんですわ。私らからするとあの苦しんだ時間は何だったんだ!!!と叫びたいくらいです。いやマジで。
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若者が解放されたかのように仕事環境が改善されているのは大変喜ばしいことで、さらに高進していくことを願うばかりですが、良いことと悪いことはトレードオフであります。
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