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3ヶ月で未来は変えられるのか

3か月で、未来は変えられると思いますか?

10年後は分からないけれど、3年後は今と何も変わっていないと思う。
そんな根拠の無い未来予想図がありました。
コロナ禍は、そんな未来予想図を大きく揺るがし、私を不安にさせたのです。

「私の3年後」はどうなっているだろう?

自分の未来を安定させるため、大きなチャレンジに挑むことにしました。
チャレンジの為の期間は3ヶ月。
何かが変わるかもしれない。自分の未来に期待した3ヶ月間です。

その3ヶ月を終えた今、結論は……

「分からない」

結論としてはお粗末ですが、正直なところです。

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

何も考えずに20年以上働いてきたわけではないけれど、変化に弱い私は「今」を積極的に変えようとは考えてきませんでした。
「今」と変わらない「明日」を疑ってこなかったのです。

コロナ禍の影響で、資格の勉強が流行っているそうですね。
私も今の仕事を続けていけるのか?と疑問に思いながらも、資格を取っても転職は難しいだろうと諦めていました。
諦めてはいるのですが……「今」何かを始める時だと強く感じたのです。

何かを、未来を変えたい!

言葉にすると恥ずかしくて、穴があったら入りたい気持ちになります。
でも「ライティングカレッジ」という電子書籍を出す講座を受けると決めた時、内に秘めた熱い想いが確かにありました。

今月、3か月の講座を終え「電子書籍出版」の目標を果たしました。
新着ランキング10部門で1位
売れ筋ランキングでも6部門で1位
また1週間ほどベストセラー表示も付きました。

結論だけを見れば、大成功です。
先生、一緒に学んだ仲間、応援してくださった方々のお陰だと、心から感謝しています。私1人では、目標を達成出来なかった自信があります。

でも「未来」を変えることが出来たのか?と考えた時、分からなくなったのです。

電子書籍の執筆のため「自分の過去」を、何度も何度も棚おろししました。
●私が語る資格があるテーマは、何だろう?
●私が出来ることは、何だろう?
●読んでくださる方の求めている物に、応えられる何かを私は持っているのだろうか?

テーマを決め、構成を考え、リサーチをする。
執筆前に必要なことは、たくさんありました。
1つ1つ、先生に課題を提出し、添削を受けて完成していきます。

そして、いよいよ執筆の開始。
執筆の内容はすでに決まっています。それを文章にするだけのはずでした。

3章で両親の介護の話を書いていた時、当時の辛い気持ちが思い出されて、涙が出てきました。
今、辛いわけではないのに、感情をコントロールすることが難しいのです。
心の奥にしまって見ない振りをしてきたものが、溢れてきたようでした。

「書く」ということは、心の奥に眠っている感情を呼び起こすことなんだと思います。感情の動きは自分でもどうにも出来なくて、泣きながら書いた章でした。それでも書き終わった時、少し気持ちがスッキリとして清々しい気分になったのは確かです。

書くことで、頑張った自分を抱きしめてあげられた。
そんなふうに思うのです。

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

未来を変えることは出来たのか、と問われると分かりません。しかし今、もっと学びたい!自分に出来ることを増やしたい!そう思っています。

電子書籍を創っている過程で、物創りが好きだということも再認識しました。パズルと同じです。少しずつ全貌が見えていく、それがとても楽しくて仕方がないのです。

今は近過ぎて見えないけれど、20年後に今を振り返った時、この3ヶ月間が運命の分かれ道だったと思うかもしれません。
たとえ人生の寄り道で終わったとしても、学ぶ楽しさを知りました。去年の私が忘れかけていた「私」を知ることも出来ました。

「3か月で、未来は変えられると思いますか?」
私の中の答えは先送りにして、今を楽しみながら「書く」ことを学んでいきたいと思っています。

※Amazonのアソシエイトとして、[こと]は適格販売により収入を得ています。

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