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小路幸也『春は始まりのうた』を読んで

嫌だないやだな

という気持ちになったりすることってありませんか?

私の場合、その気持ちをよくよく観察すると、

嫌だないやだな、何かしたいな

嫌だないやだな、何もしたくないな

のどちらかに分かれるんですけど、春が来るたびに思うのは前者、何かしたいなのそわそわとした気持ちです。

そんな中で手に取った一冊のこの本、とってもいい!

犯罪者がわかるお巡りさんと伝説のスリの血を受け継ぐ美少女漫画家、超絶記憶を誇る兄弟。

そんな人物設定もいいですし、春が来るという予感を感じさせながら読むとまた違ったニュアンスも感じられます。

この三者がからみあって一つの事件を解決して、そして、と物語は進んで行きます。

こんなに異なった能力がなくても、誰だって春は浮かれていい季節。もう少し明るい気分になれるといいですね。

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