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nikumori
凪良ゆう『滅びの前のシャングリラ』を読んで
どうしてだろう、本当に世界の終わりを描いているのに、
どうしてこんなに心が温まるんだろう。
舞台は現代の日本。スクールカースト最下位の江那友樹は、片思いする女子高生がいるが、自分はぽっちゃりで家でもクラスでも「ぱしり」。しかし、地球に隕石が落ちると政府が発表し、世界はどんどん混沌になっていく。そんな中、片思いの相手の女子高生と共に逃げると決意した友樹。そんな彼の母親、母と別れた父親、女子高生が行きたがっていたライブの歌姫と、滅びの直前の日々が描かれていく。
あらすじだけ書くと本当に暗いんですけど、今のコロナ禍よりもっとひどい、人類全体が余命宣告を受けるというフィクションで、絶望の寸前の希望を描き出していました。
友樹と、彼の家族。
恋と本当の愛。
そうか、滅びの前の「シャングリラ」には、誰もが混沌ではなく希望を見出したいんだ
と思い、私も創作活動を頑張ろうと思えました。
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