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窪美澄『よるのふくらみ』を読んで

窪美澄さんの女性の身体に関する表現、生々しくて時々苦しくなることがあります。

それでも、訴えかけるものは多くて。

女として生きていくことに必ず付きまとう悩みだったり苦しみだったりを、見事に切り抜いているから苦しいんでしょうか。

読んでいる人を共感させ、シンパシーを覚えさせて共鳴させる。

なかなかできないと思います。

この著作は短編集で、どれも女性の悩みに関するものです。

アラサー女子になってくると、あ~こういうことか、とか、わかる! と思う点だとか、色々あります。

妊娠・出産・結婚・キャリア、その他もろもろ。

基礎体温計の温度の上下、とか、もはや女子友達としか語れない悩みになってきましたね。

それでも、こういう友達と会えない時にそういう悩みを「悩み」として書いてくれるのはとてもありがたいことだと最近の私は思うのです。

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