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吉田篤弘『あること、ないこと』を読んで

吉田篤弘さんはもう私本当にファンです。次々読んでますね……

今回は吉田さん達のクラフト・エヴィング商舎の仕事の集大成のように感じます。

純文学の小説でありながら、メタ的なものも含む、すべてがデザイン、芸術な本。

小説っていうよりも、うん。本だ。

小説自体が芸術であり、文藝であることには間違いないのですが、吉田篤弘さん達の本はすべてがアート。

配置・組み方・余白の取り方・文字列・字体

そういったデザインのすべてが入っていて、なおかつ小説とも散文詩ともとれる筆致で書いている。

すばらしい一冊でした。

こういう本があることだけで本好きにはありがたいです……。

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