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【イベントレポ】9年ぶりのオープンマイク・千葉詩亭2022.4.17

こんにちは。長尾早苗です。

このところ朗読会が立て続いており、9年ぶりのオープンマイクも入っていましたので、お客様の前で読むということに緊張しっぱなしで……
でも、テキスト台本とイヤホンと、ボイスメモで乗り切っていました。
今回はわたしの仕事ももろもろあって、リーディングの練習ができたのは6日間でした……がんばれました。
朗読の恩師から、「午後の方が声が出やすいよ」と言われたのを思い出し、練習は主に午後。ボイスメモに録音して、聴きながら注意する点をテキストに書き込んでいきました。

9年、ずっとリーディングについて考えていました。わたしがやっていた小説の舞台朗読とポエトリーリーディングはまた違った世界です。
そんな中に、詩人としてわたしが飛び込んでもいいものなのか、ずっと考えていました。
自作詩の朗読は、ある程度小説の朗読より自由度が高いと言いますか……パフォーマンスもあってこそのテキストの朗読・そして声の芸術でもあります。

でも、やってみたかった。こんなご時世だけど、勉強してみたかった。リアルで詩を広めていきたかったし、いろんな人に会いたかった。

個人的なことですが、12歳の時に千葉の病院で整形外科の手術を受けたことがあり、その頃毎日のように母がお見舞いに来てくれたんです。
あの、痛くて眠れない夜にことばを思いついたのがきっかけで、詩を読んだり書いたりするようになりました。
その頃のわたしの家族は、祖母が住む東京のはずれにわたしの入院中に住んでいまして、今はもうばらばらになってしまいました。
祖母とは、3年前にお別れをしました。当時はショックでしたし、今回読ませていただいた詩にも書きましたが、もう一度あの笑顔を見たかったなというしんみりとした思いもあります。
でも、そんな大切な存在とも、いつかお別れをしなければいけなかったし、その思い出と共存できることを昨日の朗読会でもう一度かみしめることができました。

千葉詩亭は一緒にオンライン合評を運営として開いている山口勲さんの関係で知りまして、最初に行くならそこにしよう! と思っていたわけなんです。大島健夫さんともお会いしたかったし、パフォーマンスをYouTubeで見てしびれたもりさんともお会いしたかった。

今回は「2122年のあなたへ」「朝もやの公衆電話」「薄明」という書下ろしの短い詩を3編読みました。

会場はトレジャーリバーブックカフェ。千葉駅のすぐ近くです。

千葉までは電車の中で知人の本を読んでいました。楽しい読書体験でした。

17:30開演、18:00スタート。一人5分くらいの持ち時間でした。

お食事もセットで参加したので、みなさんと談笑できたりして本当に楽しかったです。今までオンライン合評に来ていただいた方なんかもいらしていて、初めてリアルでお会いしたり……。やっぱりオフラインもいいものですね。

また会おうね、また来るね!

スカイツリー!ここで最後の『薄明』を作りました。
*お知らせ
【詩人の読書記録日記】を毎週読んでくださるみなさま、今週はお休みしてしまい、すみません!いつもあたたかいツイートやスキ、プレビュー数に励まされております。
来週も渋谷のオープンマイクに参戦する予定ですが、なんとか読書をする時間をフルタイムの作業の中で確保できるようになりましたので、来週の日曜日に更新いたします。ぜひよろしくお願いいたします。

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