真梨幸子『向こう側のヨーコ』を読んで
夢の中の「私」は本当の私の深層心理だと思うのですが、この話はゾクゾク来ました。
本当に「かわいそう」な生活を送っている「B面」のヨーコ、華々しいテレビという舞台で生きている「A面」のヨーコ。
2人とも、手に入れた幸せと手に入れた不幸せ、どちらも持っています。
何かを手に入れたら何かを手放さなければいけない
そんなことに気がついたのは、私が大人になってからでした。
もう一つの世界でも、私は幸福なんでしょうか。ひとりぽつねんと、考えていないでしょうか。
最後のオチはここでは言えませんが、一気読み推しです。
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