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堀江敏幸『バン・マリーへの手紙』を読んで

小説家とか詩人って、考えることが多くて頭の中うるさいなあ

って

思うことありません?

私だけなのかな……堀江さんのこのエッセイは、日々考えている「愚考」をかたちにしたものです。

わかるわかる、生活にぜんっぜん関係ないし、そんなこと考えても小説や詩文のネタにしかならないけれど、そういうことを考えてるってあんまり知られたくないくらいたわいないことだけど、

頭の中、忙しいんですよね、私達。

と堀江さんに共感しながら読んでいました。

考えたものすべてをそのまま書くのは大変ですが、何かに仮託するとうまくいくことがあります。

堀江さんにとってはそれが小説

私にとってはそれが詩やエッセイなんだろうな、と思いました。

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