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吉田篤弘『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を読んで

吉田篤弘さんの著作は結構読んでいて、もう、短編小説すごく好きですね。

他の著作にも出てくる「リツ君」「安藤さん」とか、登場人物をなぞるようにスケッチしていくような文体も好きです。

この短編集では、ある街を舞台に「僕」がただ淡々と毎日を送る模様が描かれているのですが、それがまあ面白いのが吉田篤弘ワールドと言っても過言ではないと思います。

毎日って、誰かとしゃべったり買い物をしたり、外と触れ合うことですごく、豊かになるんですよね。

今はそれが自粛になってしまいましたが、なんとか彩りを添えようと、誰もが頑張っているようにも思えます。

日々は苦しいし続いていくけれど、きっと明日はいい天気。信じて進んで行きましょう、ね。

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