見出し画像

【詩人としての覚悟】家族というものの移り変わり

こんにちは。長尾早苗です。

にちようびですね!
わたしの今の家族とはどちらも仕事をしていても
家にはいるようにしています。

今回はわたしの実家の家族の転調についてお話しさせてください。


障害を持つ家族がいるということ

もちろんご自身に障害があったり、

ヘルプマークをつけていないといけない。

そんな方もいらっしゃるかと思います。

わたしたち夫婦にはどちらにも

障害を持つ家族がおり

そのどちらもわたしたちの生きている生き方において

かけがえのない存在でした。

ですから小さなころから、「誰かの手助けがいる」ということに

恵まれていたのでしょう、そこまで違和感を持っていませんでした。

兄に血尿が見つかったこと

妹と母に年末、親孝行ランチの企画を練っている時に

とりあえず日にちは固まったので母に連絡してみると

兄に血尿が見つかったとのこと。

腎臓になにかしらのダメージを受けていたようです。

母や父の尽力で、腎臓の検査をCTも含め受けていたそうですが、

特に異常はないとのことで

週に二回、兄は点滴を打つために病院に母と行っているそうです。

兄の知的障害と身体障害は「話すことができない」ということが一番のネックでした。

ですから兄の表情で兄の感情を読み取らなければならず、

兄の話したいことや主張がよくわかりません。

でも、今は実家を巣立ったわたしたち姉妹は、兄の介助を施設や両親に任せていました。

プロの目がある方が何かと安心なので

施設の方にはお世話になっています。

がんでなきにしもあらず―心配性の母は止められない―

昔から母はとても心配性でした。

いらない心配でさえするので、母なりに心も体も使って

わたしたち三兄妹を育てるのをがんばったのだと思います。

今回兄はがんの可能性もあるかもしれないとのことですが

それについてはとても低い可能性のため、

兄が一番つらい思いをしているということ、

母がパニックになっているかもしれないということ

それだけがわたしの身体をむしばんでいきました。

今日は夕方から作業場所のカウンセラーさんに話を聞いてもらい、

植物療法の処方をしてもらうつもりです。

うれしいことも悲しいことも

本人の生きづらさとは関係がなく

家族となったからにはうれしいことも悲しいことも

すべて一緒に背負うのが家族だとわたしたちは思っています。

ですからわたしの夫の家族のことも、

わたしの家族のことも、連携して支え支えられていきました。

できないばかりの毎日を共に暮らすこと

わたしもできないばかりの毎日を過ごしています。

冬はどうしても過眠状態になりますし

情報を頭が整理しようとするのか

ひとより早めに眠ってしまいます。

最近は自分の自律神経を保つために

ヨガで体の緊張をほぐすことを始めました。

デスクワークだとどうしても

身体が凝り固まってしまうので……。

それでも、夫に助けられつつ、「できないことがある」

ということにさほど違和感は持っていません。

だからこそ詩を書くためにたくさん勉強していますし

自分で無理はしないと気を付けています。

揺れ動く中の詩―La Vague 波について―

女性の身体や心には波があります。

いろいろな選択肢があるからみんな違う

ということも一つだと思うのですが

更年期、育児、介護、仕事、詩人としてのキャリア、

そういったものがすべて違うメンバーがLa Vagueなんですね。

わたしは今ほてったりすることがストレスにより多くなっているけど

案外そういったことはよくあることなので

なんだ、とあまり気にしないようにしています。

みんなちがって、たいへんだ

もちろんほてっているあいだはつらいことだらけですし

波が引くのを待たないといけません。

それでも、悲しみや生きづらさの裏には

よろこびや豊かな生き方がある。

それを一緒にひろっていくのが

仕事仲間であったり

家族であったり

友達だったり

恋人だったりするのかもしれません。

生きづらいから詩を書くわけではなく

突発的に「書きたいから詩を書く」

という「書く」の方がメインなんです。

だから、背負わされた「一生書く」ということは

つらいことも含め

何かを表現していく中で

非常に重要なことだと思っています。

どんなに苦しくても

与えられた時間はみな一日24時間、平等です。

そのいちにち、いちにちをどう使うのかも

本人の自由だと思っています。

みなさまの今日が、豊かでありますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?