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両親の不仲と自己肯定感の喪失について

私の両親は仲が良くない。

昔は「仲が悪い」だったが、現在は「仲が良くない」。脆く、微妙な関係性。

物心ついたときには既に気づいていた。家族に「愛」が欠けていることに。

母は、全てを父のせいにして、父のいないところで何度も不満を口にする。たまに父がいる前で余計な一言を漏らすものだから父の反発によってその場の空気は最悪。私は静かに(時折意図して音を立て)自室へ逃げる。

父は、全てを母のせいにして、自分の価値観の正しさを母に押し付ける。自分ならできるのに、母にはできないことが、我慢ならぬように。私は何も言わずにイヤホンを取り出す。

結論、2人は結婚しない方が良かったのではないかと、娘の私は思ってしまうのだ。
 

小学生くらいだったか、忘れられない出来事がある。

何が発端かまでは覚えていないが、両親にn回目の喧嘩が勃発した。
母は私に、父が机をドンと叩いてきたと不満を言った。
それを聞いた私は、ヨシこれを機に一肌脱いで両親の不仲を鎮めようじゃあないかと、父との明るい話題の流れで言った。
「お母さんに向かって机をドンって叩いたんでしょ!だめだよ!」
父は困ったように笑った。

翌日、母は怒りながら私に告げた。
「お父さんから、子供に(自分たちの喧嘩のことを)話すなと怒られた。私が話したことお父さんに言わないで。」

その瞬間、二度とこの人たちの仲裁なんかしないと誓ったのであった。


自分は世界の役に立っていないと感じることがある。いなくなった方がいいのではないかとさえ感じる。自己嫌悪、疎外感、孤独。

自己肯定感の喪失。

かくして、私は自分の価値を見失った。

もちろんこんな人間になったのは自分のせい。全部自己責任。
両親がこんなんだったから…よりも、私がこんなんじゃなければ…の度合いのが高い。

子供への価値観の違いから言い合いが始まった瞬間を何度も何度も目撃してきたのだ。そりゃ自分のせいよ。だって私が、喧嘩の火種になんてならないくらい出来た子だったらよかった、それだけの話なんだから。


天気が悪いからか、就活へのストレスからか、数十分前両親に冷戦が勃発したからなのか、ネガティブ100%のnoteになってしまった。
お目汚し失礼いたしました。

こんな自分も自分だと笑い飛ばせるような余裕のある大人に、私はなりたい。

全ての夫婦よ、せめて子のいないところで喧嘩してくれ。(大声)
子供はなぁ、ずっと心に重たいものを抱えながら家で過ごすことになるんやぞ!(超大声)



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