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情念とは何か~意訳版~まえがき
情念とは、ワシらが生きていく中で切り離すことができんもんの1つや。
情念とは何かを説明するとき、必ずそこに情念に憑かれた主人公がおって、情念に駆り立てられた行動が語られる。
ワシは情念がどいな要素から生まれるんかを現代の心理学的視点から明らかしていくと同時に、一見非合理と思われるこの情念が、この合理化された現代社会の構成要素の1つであるということも示したい、そう思っとるんよ。
そうそう、特に
こうぞうじんるい学~うどん県スラング~②―1
前回は、民族学・民族誌研究が抱える矛盾についてとりあげた。
民族学は歴史のエビデンスを必要としながらも、それを突き詰めていくことはできない、と。
間違わんとってほしいんやけど、これは進化主義VS伝播主義の、古くさい対立からくる矛盾とはちゃう。なんでかってゆうと、今やその2つは対立なんかしてないからや。
民族学における進化論的な解釈は、それこそダーウィンの進化論に直接影響されたもんや。
西洋
こうぞうじんるい学~うどん県スラング版~②-0
第1章 歴史学と民族学
みんな、歴史学と社会学って別物なん知っとる?
50年以上前に、「歴史学と社会学ってこんなに違うんやで!」って論文書きくさったオッサンが二人おってな。
オッサンらの論文読んでみたんやけど、まあ簡単にゆうたら社会学は何かと何かを比べる学問、歴史学はわからんもんを1個1個調べる学問ちゅうこっちゃ。研究方法が全然違うんやわな。
二人ともその点に関してはおんなじ意見やった
こうぞうじんるい学~うどん県スラング版~①
いやもう嬉しいことにお偉いさんが論文で、こんな風にワシを誉めてくれてたんよ(^-^)v。
「別に構造人類学の創始者ではないけど、アイツは特別がんばっとる。ちゃんとみんなが納得できるように結論付けとるわ。」とな。
アンタらもこの本読んで、同じ様に感じてくれたらええなと思う。マジで。
今までワシが書いた論文は100くらいあるけど、その中から選りすぐりの17編をまとめてみた。
前に出した本に入っ