HSPこそ自分を好きになると思う
自分を責めやすいHSP
HSPは自分を責めやすい。わたしはとくに。自尊心、自己肯定感が低い。
多くの人がそれほど敏感ではない社会でそれに頑張って適応しようとしてきたが、適応できない自分。
みんなに認められようと努力をしすぎてそれに満たない現実の自分。
人に言った一言が及ぼす影響を考えすぎたり、
怒ってしまったときに、怒った自分と相手の気持ちを考えてまた自分を責める。
自分を責めるのは
責めている時、たぶん
「何でこんなこともできないんだ」
「みんなは当たり前にできるのに」
「ダメなやつだ」「どうしようもないやつだ」
まるで偉そうな上司に叱られる部下のようだ。
上司の自分 は何なのか。たぶん理想の自分。自分の定めた基準で
部下の自分 とは現実の自分なのだろう。
理想とする基準に満たない本当の自分を責めている。
しかしその理想は、自分の繊細な性質を無視した。自分とは真逆の丈夫な人たちの基準を自分をに課している。
到底無理なことをさせようとして当然できない自分は永遠に責められ続けることになる。
じゃがいもににんじんになれと言い続けているようなものだ。
HSPがその共感力を自分に活かせたら
HSPは繊細で生きづらいところが多く、少数派であるが故に、劣等感を抱えやすいが、繊細であるが故に良いところもある。
共感力が高く、人の気持ちをよく察することができる。よく話を聞いて深いアドバイスをしたり。繊細なマイナス点は裏返すと強みとも言える。
その共感力を他人には生かせるのに自分には生かせないでいる。
自分も一人の人間であるが自分のことはとても厳しく考え、奴隷のように扱っている。
自分を好きになる
親友として自分を捉えてみる。
それも全く自分とは独立した他人のようにして。
その悩み痛み、苦しみ、または頑張っていることできたことを相談してみる。
そしてはたまた他人からその相談を聞いたようにその人のために共感力と優れたアドバイス能力を活かしてみる。
他人からの相談よりは共感できる。それは自分自身だから、誰よりも気持ちを理解できる。
親友でありどんな時も見捨てないで寄り添う仲間のようにして相談に乗ってみる。
小さなことも評価する
どんなに小さなことも受け止めてあげる。頑張りを褒めてあげる。できなかったとこよりも小さなできたことを評価してあげる。
とにかく肯定する
ぜったいに厳しい空想の上司のようにはならず、なんでも受け止めてくれる理想の親友になる。
褒めて褒めて認めてあげる。
自分で自分を褒めて馬鹿馬鹿しいだろうか?
でも一番頑張ってるのを誰より知ってるのは自分だから良いのだ。
もう十分に自分を責めたし、責めるのは人任せにして自分だけは褒めてあげよう。
共感力を自分に生かすことができれば、たぶん自分は最高の相談相手、親友になれるだろう。
自分と相談してみると。
ヘラヘラ強がったり、口では笑い事のように言いながら、心では落ち込んでいたり、
仕事が嫌だ!と思う心の裏で自分が本当にしたい仕事や夢をあきらめないで一生懸命に模索している姿に気づいたり、
昔の失敗や他人を傷つけたことを今でも反省したり、いったい懲役何年くらい反省しているのだろう。
誰よりも生真面目に頑張って自分を責めていた姿に、もはや愛情さえ湧いてくる。もうギュッとしてやりたい。いやしてやろう。
そう思う。
そうやって自分を好きになれたら、頑張って人前でつくろわなくても少しはありのままの自分でいられるようになるかもしれない。そうしたら他人と関わることへの疲労感も減るだろう。
HSPの人だからこそ自分の中に最高の親友を作れると思う。そうしたら自分の短所と思われた性質はもっといいものに変われるかもしれない。
そして自分にも優しくできる人は他人にも優しくなれるだろう。
そんなふうになれたらいいな。そんなことを考える今日。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?