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なくなってしまった軌跡を追いかけて『アークザラッド』

シミュレーションゲームは人間の本能を
刺激するとおもう。

基本ルールは陣取り合戦だけれども
盤面をながめる楽しさと

相手を手だまにとる壮快さ。
いちど経験したらわすれられない体験。


PlayStationに熱中した若かりしコケ。
実はプレステに沸く世代を白い目で眺めながら


セガサターンでサクラ大戦をあそんで
布教活動していた時期。


プレステのラインナップにがまんできなくなって
ついにFF7をあそびたおし、根っからのプレステ派に移行したわけです。

それでも格ゲーはセガサターンの方が
よかったね。ロードがね•••。爆速。


95年だったかの発売だけど
当然大遅刻しての参戦。

すでに2もリリースされていて
あわせて購入しました。

・精霊
・騎士
・巫女

などの古のワードと化した設定。
あぁ馴染む!馴染むぞぉおおお!!

おっと。

コケの眠りしDIO様がお目覚めになられて
しまいましたが、彼は夜専。

お嫁にだされるのがいやで
封印を解いてしまった巫女の「ククル」

行方不明の父親を探し
亡き父のカタキをとるため旅にでた
主人公「アーク」

へっぽこの兵隊さんだけど
バックアップに優れた「ポコ」

そのククルが解いた悪魔
アークデーモン」にアークが襲われ
精霊の力を手にするところから
物語は進みます。


冒険は
・イベント→
・バトル
・イベント→
・バトル

でワンセット。

街や設備、装備屋も会話などはすべてナシ。
いたってスッキリしたゲーム。

装備もアイテムも全部がバトルで手に入り
ストーリーもイベントシーンで全部盛り。

容量の問題なのか
SCEIの技術的なものだったのかは
わかりません。

外から察するに
「まだ作ったことのないもの」であった。

挑戦的な作品。
こういうの大好きなのよね。


アークは万能キャラ。
攻めてよし守ってよし。

抜けがないかと思えば
火力という意味では物足りない。

しかしながらも
持って余るキャラクターの豊富さ。

アークひとりでは成り立たない
バランスのよいバトルが心地いい。

後半になればなるほど
アークひとりでも突っ切って

モンスターをなぎ倒す快感は
「1」ならでは。

「2」ではもっとキツくなっていてね。
ちょっと手こずった。

仲間が集まる度に
少しずつ「遊びごころ」が見受けられるのも
初期SCEIの大きな魅力。



セーブ画面。シチューおいしそう。あとメモリーカードなつかしい。たしか「5ブロック」くらい使わなかったっけ?!

こうしたちょっとした「おこころ」みたいな
ものってないか日本のゲームの大きな特徴。

もしSCEIがあのままを続けていたら
もっとすごいことになっていたであろう•••

非常に残念でなりません。

かつての「足跡」を楽しみながら
「彼らの」復活を待つことにしましょう。


コケでした〜。

サポートいただけるなんて奇跡が起きるのかは存じ上げていませんでしたが、その奇跡がまさかまさかに起きました!これからありがたくゲームのオトモ代(コーヒーとかお茶)いただけると大変喜びます。サポート設定ってあなどれないぜ…。