[レトロゲーム]リッチなアイテム体験。「トルネコの大冒険〜不思議のダンジョン〜」
普段ゲームを遊んでいるとアイテムを
よく拾う。RPGなら宝箱やモンスターの
ドロップだろうか。
なれない内は"やくそう"は重宝するし
いざという時のための"エリクサー"も大事。
なのは分かっていながら、なかなか使わない。
"やくそう"は拾っても効果も低く、
「なんだかなぁ」と思ってしまうし、
エリクサーなんて
もったいなくてそうそう使えない。
『出番がない』のがアイテム。
一方で
ローグライクRPGと呼ばれるジャンルがあって、
基本的には入るたびにダンジョンの形が変化し、
アイテムは床に落ちている。
ローグライクではとにかく
アイテムにスポットが当たるのだ。
回復から補助、攻撃・強化まで
ぜんぶ"アイテム"におまかせ。
アイテムの所持数には限りがあるし、
やられてしまえば、全て失う。
むずかしいと思われるジャンルだけどポイント
さえ抑えると案外いいテンポで進められる。
それが”アイテムの使いどころ”
おおかたのRPGでは
「ピンチになったら」使われるアイテム。
反対にローグライク系では
『有利になるために』アイテムを使う。
武器・防具の強化。
大ダメージ系の”杖や巻物”
”やくそう”でさえ、最大HPの底上げに役立つ。
ローグライクでは”いざ”って時に
ほんとによく出会う。むしろ毎回”ボス戦!!”くらいに挑まないとすぐゲームオーバー。
これらを回避するのにもあらかじめ強くしておく。やられそうになってからでは遅い。
この『トルネコの大冒険』は
もったいぶらずにアイテムをガシガシ使う
リッチな体験ができるゲーム。
冒険の目的も大魔王を倒すことではなく
"アイテムを持ち帰りお店を大きくする"という
いたって平和なストーリー。
レベルを上げることで
成長を感じるRPGだけど
アイテム名や効果を覚えていき
"プレイヤー自身が成長していく"システム。
オーソドックスだけど受け継がれ
今に流れる血脈の源流だとも言える。
それに今
『歩いて持ち帰る』ってないよね。
(大体帰還シーケンス的なものでビューンと帰る)
手にれたアイテムへの愛着も湧くし
手放してたまるか〜って気合いも入っちゃう。
ダンジョンに向かう時は
トルネコ自ら冒険に出て
ネネに見送られ、ネネの元へと帰る。
"行ってきます"と
"ただいま"はワンセットってことかな。
ネネの見えないところでリッチな
アイテム体験をしているトルネコだけど。
ちなみに今年で30周年なのだそうだ。
おめでとうトルネコ!!
エリクサー欲しいんだって?
はいよ。300Gだしな。
コケでした〜。