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#言葉

思い出の主導権は私が握りたい

なんでこんなに好きになったんだろう と なんでこんなに忘れられないんだろう の 本質って同じだと思う。 好きになったのに明確な理由がない人ほど、忘れるのだって理由なく難しい。 きっと、両想いのフリをした片想いだったことがあった。自分の想いが強いほど、相手の想いも強いものだと思い込んでいた。 彼の好きなところは沢山あったのだけれど、今振り返って、本当にそれらが好きだったのかと問われると自信がない。 明確な理由のない「好き」はとても強力だ。 何もかもなぎ倒してくる「好き」

自分を甘やかせる人だけが、継続できる。

「今年こそはnoteを毎日更新しよう!」 「今日から英語の勉強をするんだ。」 「来年までに〇○できるように頑張ろう」 僕たちはいつも前を見て、夢を叶えたいと思う。できることとか、やりたいことを見つけて、なんとか継続して頑張ろうと、一歩を踏み出す。 とてもいいことだ。 大事なことだし、そういう一歩が人生を大きく変えていくきっかけになってくれる。 でも思う。 みんな、厳しすぎる。 今まで何もしてこなかった自分に。今までも意気込んでは3日でやめてきた自分に。「毎日っ

相手に合わせて、言葉への真剣さをチューニングしていると思う

ことばを大切にする人の前では、少し緊張する。その人に適当なことを言ってがっかりされるのが嫌だから、いつも以上に向き合いたいと思って慎重になる。 逆にこの人の使う言葉が好きじゃないと思った時、私の中でほんのりと距離ができる。 相手が言葉に興味がないなと思えば、自分の中のチューニングを変えて、言葉の解像度をうんと下げる。 その人が一番現れるところと思ってしまうから、見た目より、地位より、私には相手の言葉が重要だった。 こうやってnoteをしていると、周りには言葉を大切にす

動物的トリガーで人を好きになる。

「好きになった人がタイプです」と言うと、「ハァ?」と言われるらしい。 けど、私には分かる。 めちゃくちゃ分かる。 好きになった人がタイプです。 好きなタイプを日本国憲法並みに細かく定めている私は、どういうわけか好きなタイプとは全然違う人を好きになる。 たとえば、茶髪猫っ毛、178cm、私服モノトーン系、デザイナー(笑うと目尻にシワが寄る人)がタイプなのだが、 黒髪クセ毛、169cm、私服ダサめの笑わないサラリーマンを好きになったりする。 え、一つもタイプじゃない

二重線の、その下に見つけたもの。

模写  僕には好きな言葉を書き留める専用のノートがある。柔らかくて優しい触り心地で、湯葉のような書き味の黒いリングノートだ。僕が今までに触れてきた言葉が沢山詰まっている。 映画のセリフ 好きな本の一文 ほぼ日手帳の下にある引用 気に入った誰かのツイート 心に刺さったnoteの一節 好きな歌詞  文字通り「一言一句そのまま」書き写してある。僕には圧倒的に言葉が足りないから、お手本を模写をするのだ。この試みを始めてかなり経つのだが、模写をする中で気づいたことがある。

誰にも見せない文章を書く人を、わたしは信頼してしまう。

すべてが開かれた人間なんていない。どれだけ曖昧でも、自他の境界はどこかに引かれている。そして、閉ざされた側のさらに奥に、その人の人格があると思っている。 「日記をつけよう」と思いたったのは5年前だった。絶対誰にも見せず、時が来たら燃えるゴミの日に出そうと決めた。 情けない心の内、ぐちゃぐちゃな感情、家族への嫌悪、浮かれた恋心、親友への妬み、理由も分からない激情…抱え込んでいたら爆発してしまいそうなものたち。 彼らに居場所を作ろうと思ったのが最初だった。居場所を作って、自

noteの記事タイトルの付け方について、コピーライターが真面目に考えたら、13の技にたどり着いた。

記事タイトル。 そいつは、今日もどこかで誰かを悩ませている。 一ヶ月かけて綴った渾身の10,000文字も、記事タイトルがイマイチだとあっけなくタイムラインの底なし沼に沈んでしまう。記事タイトルが優れていればスキ数やビュー数が大きく伸びることもある。すべてのnoteは記事タイトルに命運を握られていると言っても過言ではないだろう(敢えて大袈裟に言う)。 noteは、会員登録者者数500万人(2022年4月時点)。これは2021年に比べて30%も増えている計算だ。日本人の約4%

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