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9,999円の格安ロボット掃除機と37,800円のルンバ(と、猫) - 2020/7/28 偽フィルム日記
猫の水換えをしていたら、ルンバの上に思いっきり水を溢して故障させたのはいつだったか…
たしか2〜3年前だったような気がしますが、それ以来となるロボット掃除機が我が家にやってきました。
今回は格安メーカーのロボット掃除機にしてみたのですが、正直以前使っていたルンバよりも新しく買った方が気に入っています。
どこをどう気に入っているか、比較してみました。
値段で比較
先代のルンバを買ったのは2016年でした。
今回の格安ロボット掃除機は、ギリギリ1万円にならない価格設定にしてあるところに若干のせこさを感じます!
名前で比較
ルンバの1/3以下の値段で買った格安ロボット掃除機。
Lefant M301という名前なんですが、読み方がよくわからないので何と呼べばいいかまだ定まっていません。
ルンバは呼びやすく、親しみやすく、覚えやすいいい名前だと思います。
ロボット掃除機=ルンバ…みたいな感覚もあるので、名前は大事です。
以下、何と呼ぶか定まっていない格安ロボット掃除機の呼び名は「新入り」としておきます。
重さで比較
最初手に持った瞬間、あまりの軽さにびっくりしました。
ルンバは結構重たかったのですが、新入りは嘘のように軽いんです。
何か大事なパーツが欠落しているのでは?と不安になるほどでした。
でも後述するドスドス度で、この軽さによるメリットがとても大きいことに気づきました。
家具へのドスドス度で比較
重量が軽いので、家具へぶつかった時の当たりが弱いです。
ルンバはソファーやテーブルにガシガシ、ドスドスぶつかっていました。
その振動にびっくりしてクワがよく飛び起きていたので、クワがソファーで昼寝してるときはルンバの起動を控えてたほどです。
新入りも同じくらいの頻度でぶつかるのですが、当たりが弱いのでドスドス度が全然違います。
クワが寝ているマットレスに体当たりしても、クワはそのままくつろいでいました。
なんだか新入りがとても控えめでおっとりした性格に見えてきた瞬間です。
音で比較
新入りの販売ページで商品説明の中に「静音性」について書かれていたのですが、あまり期待しないようにしてました。
ルンバがそこそこうるさかったので、ルンバよりましだといいなぁーくらいの気持ちでいたのですが。
実際にスイッチを入れてみると「おお!」と声が出るほど驚きの静かさでした。
ルンバは普通の掃除機くらい。
新入りはドライヤーの弱〜中くらい。
という印象です。
在宅勤務の仕事中に動かしてても全く気になりませんでした。
ただ無音ではないので、音声通話をハンズフリーにしながら友人とあつ森(あつまれどうぶつの森)をやるときには、掃除を止めないと音声が聞こえなかったです。
賢さで比較
実はルンバにあって新入りにはない決定的な違いがあります。
それは自分で充電ステーションに戻って行く機能。
ロボット掃除機にはあって当たり前の機能だと思っていたのですが、そうでもないようです。
賢さでの比較は、自分で充電しに戻れるルンバの勝利…かと思いきや。
ルンバはまだ全然掃除できてない箇所が残ってるのに「ふぅー!働いたぜ!」と勝手に掃除終わらせがちだったのです。
一度掃除完了して充電場所に戻ってくるやいなや、もう一度スタートさせるのが定番となっていました。
なのでルンバもそんなに賢くなかったと思っています。
さらに言うと、新入りを一通り動かしてみて「自動で充電場所に戻る機能、無くて逆によかったかも」とすら思っています。
そう思った2つのポイントをこれから書きます。
床のピカピカ度で比較
自動で充電できなくて逆によかった、と思うポイントのひとつが「どこまで綺麗にするかこっちが決められる」こと。
自分で掃除終了の判断ができない=手動で止まるまで掃除し続けるので、長く動かせばその分きれいになります。
ルンバのときは「あとちょっと頑張ってほしいのに終わってしまった」というモヤモヤがたまにあったので、それが無くなったのは嬉しい。
無人の時に動かすことも、元々していないのでちょうどよかったです(しまい忘れたコード類や床に落ちていたものを巻き込んでエラーが出たことが何度もあったので諦めた)。
収納で比較
自動で充電する機能がなくてよかったと感じたポイント、もうひとつはどこでもしまえること。
そもそもルンバに水をこぼしてしまった原因のひとつに「洗面所の下しか置くとこなかった」というのがあります。
自動で帰ってくるためにはある程度のスペースが必要で、なおかつコンセントの近くとなると、置き場所限られるんです。
新入りはチェストの下にひっそりとしまい込んであるのでじゃまにもならないし、もちろん水をこぼす心配はもうありません。
↓撮影用にちょっと出てきてもらいました。
ルンバを壊した前科があるわたしにとっては、自動で充電場所に帰ってくることより、安全な場所にしまえることの方が100倍重要なのです。
猫で比較
最後に、新入りのお仕事初日に対する猫たちの反応。
我が家にルンバがあった時代を知らない、うなぎ&こんぶ。
突然現れた謎の何かを、果敢に見守っています。
ルンバが初めてうちにきたとき、こしさんが全く同じことをしていたので猫にとっては通過儀礼のようなものなのかもしれません。
↓ルンバが初めてうちに来たとき
↑うなぎと新入りの初対面、こしさん対ルンバと同じ構図です。
新入りから全く目を離さないまま、後ずさり、後ずさりでフレームアウトしていきました。
音が静かだろうが当たりが弱かろうが、猫にとっては不審なことに変わりありません。
よって、猫での比較は引き分け。
買ってよかった度100%
先代のルンバと新入りを比較してみた結果は、概ね新入りの圧勝でした。
正直こんな安価なロボット掃除機でこんなに満足できるとは思っていなかったので、驚いています。
最初到着して説明書を開いたときは、カタコトの日本語でいっぱいだったので「これハズレだったかな…」と後悔しかけたのですが、全くの杞憂でした。
もしかしたら長く使っていると「すぐ壊れる」などのトラブルに見舞われるかもしれませんが、37,800円のルンバを故障させた身としては「9,999円の新入りがすぐ壊れてもあんまり気にならない」というのが正直なところです。
まだ来たばかりで壊れる心配をするのもおかしな話ですが、もう初日の時点でたくさんの感動を与えてもらったので新入りには感謝しています。
これは掃除嫌いのわたしが身をもって感じていることなのですが、床の綺麗さを保てているだけで「他も綺麗にしよう」という気持ちが湧いてきます、本当に。
逆に床が汚いままだと、床や机の上に物がごちゃごちゃ散らばっていても「見て見ぬ振り」の範疇がどんどん広がっていってしまうんです。
新入りの力を借りることで、大好きな我が家をもっと居心地のよい場所にすることができそうです。
おわり。
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記事中の写真
撮影…iPhone
加工…iPhone(adobe「PS EXPRESS」&Dazz フィルムカメラ)
偽フィルムですみませんです。
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