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『糖尿病の治し方』9-2 耳

前から不安だったことが一つ。
 
耳が、上半身をタテにした時に、変にくぐもって聞こえることに
ついて、思い切って看護師さんに聞いてみた。
 
「では、耳鼻科に行ってみましょう」ということになり、
別階に車椅子で移動。
 
耳鼻科の先生に耳の穴を調べられた後、監禁されたら絶対に出て
これなくなりそうな密室に入れられたりした。(防音室らしい)
 
ヘッドフォンをして、音が鳴ったらボタンを押すようにいわれた。
 
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……………………………………………音が鳴ったらボタンを押す。
 
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……………音が鳴ったらボタンを押す。…………………………
 
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…………………音が鳴ったらボタンを押す。………………………
 
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………………………………………………………………、、、
 
作業終了。 結果、原因が分かった。
 
耳鼻科の先生がいうには、私の右耳が起き上がった時に水中に
いるようにくぐもって聞こえるのは、『やせすぎたことにより、
耳の中の器官に空洞(すき間)ができ、それが原因で音の反響
を起こしているせい』とのことだった。
 
体重を元に戻していけば空洞は埋まるので、しばらく聞こえ
にくくて不便だろうけれども、健康上は問題ないらしい。
 
それを聞いて、超安心した。
 
てっきり何か、脳がヤラレてたりするんじゃないのかと思って
いたのだ。 原因不明というのはキツい。 不安になって結構
精神にくる。
 
科学って、ちゃんと原因を特定して説明してくれるので本当に
助かる。
 
「耳鼻科の先生って本当に偉いよな…」と思った。
 
この病院に来てから、私は皆に対してずっとそう思っているん
だが。(皆、本当に偉いよ)と。

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