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『糖尿病の治し方』5-4 手紙

このままではヤバイ。 主治医の先生や看護師さんは
常に忙しいので、私の話をじっくり聞いていられない。
おまけに私は弱っているし、話すのもツラく、あまり話せない。
 
このままでは、何も伝えられず、孤立し続けてしまう。
(どうにかして、私の現状を伝えなければ…) そう思い、
A6ほどの小さな紙に手紙を書いて渡すことを思いつく。
 
さっそく、やってきた看護師のIさんに、紙とボードとペンを
借りた。(病院の備品)(買おうよ、コンビニで…)
 
そこに、O合先生への手紙を書く。
私がビーガンになって食べてきたもの、食べなかったもの。
おはぎとおまんじゅうを食べすぎてしまったこと。
そのせいで体が弱って固形物が食べられなくなったこと。
 
元を正せば、和菓子を食べすぎただけなのだ。
何か行き違いが発生しているような気がして仕方がない。
というか、行き違いが発生してると思っていた。
「何で私、『これから一生インスリン注射が手離せない
糖尿病患者』みたいなあつかいになってんの?」って。
「何かの間違いでしょ」って。
 
誤解が解ければ、もうちょっと違った対応をしてもらえるん
じゃないか。
「あ、ネコさんはそっち系の人だったんですか。 ならば別の
○○プランで対応しましょう」みたいな話にならないんだろうか。
 
(何か他に方法があるだろう)と私は思っていたのだ。
 
……あるのか?

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