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アキのエッセイNo.119ー引きこもりニート兄について振り返る間違った子育てと、今後どうするか?


こんにちは、アキです。

私の兄が引きこもりニートであることを

以前の記事で書いたと思いますが


引きこもりニートに至るまでの親の子育てにおいて

何か誤りがあったのではと考え

ネットで「子育て 失敗」で検索して

調べてみました。


そこで参考にした記事をもとに

色々と考察していきたいと思います。



1.やってはいけない子育てについて


以下に参考にした記事を載せます。


そこで書かれていた

やってはいけない子育てとは

①厳しすぎるしつけ
②過保護・甘やかしすぎ
③虐待(ネグレクト、暴言、暴力)

というものでした。


そして兄への親の対応を振り返ってみると

①、②、③どれも当てはまっていることに

気付きました。


特に母親が感情的な方ですから

感情的な叱り方をよくやっていて

(というより、ただ怒っているだけでしたが)


怒るだけ怒って

きちんとしたしつけはしていなかったと思います。

というのも

兄は人の言うことを昔から聞きませんでしたし

頭が良かったので

何でもそつなく出来てしまったので

放っておかれてしまったのです。


飲食店に行くと

兄は決まって

玩具コーナーに入り浸って

いつまでも玩具を眺めていました。


普通ならば

「ご飯を食べるときは食卓にいること」や

「玩具コーナーに行くときは食事が終わったときのみにする」とか

そういうルールを親が教えなければいけないのに

私の親は

何も教えませんでした。


「言っても聞かない子」として見なされ

放置されてきた兄

結果

自己中心性がコントロール出来ず

他者や周りの人のことについて上手く考えられない

自立が出来ない

そういう人間になってしまいました


いわゆる

「育てにくい子」だったのは否めませんが


だとしても

将来のことを考えて

もっと

常識やルールを教え

周りのこと、他人の気持ちについて考えることなどを

教えていれば


また

教えるだけでなく

兄と一緒に考えていく姿勢があれば

こうはならなかったでしょう。



2.自立出来ない兄と、何でもやってしまう父

兄は

良く言えばマイペース

悪く言えば

自分勝手で自己中

相手の都合を考えないところがあります。


第3者に対してはある程度話を聞くことはありますが

家族に対しては

「こうして欲しい」とお願いされても

一向に言うことを聞いてくれません。


寝たいときに寝て

遊びたいときにゲームやネットで遊び

用意された食事も

家族が食べているときに一緒に食べようとせず(たまに一緒に食べますが)

気が向いたら一人で食べて(スマホやPCをいじりながら)

食器は台所に持って行っても

洗いません。


ADHD傾向はあっても知能は高いので

ADL(日常生活動作)は出来るはずです。

それでも

家事は一切やりません。


引きこもりにおいて

安心して引きこもれる環境を提供するのが肝心とは言いますが


家族に養われていることが当たり前

やってもらうことが当たり前になっています。


ある意味では

本人の甘えがあると思われますが


今でもそうなのですが

本当は兄が自分でやらなければいけないことを

やってあげてしまう背景もあり

兄は自立出来ません。


特に父が

何でもやってしまうところがあり


教員のアシスタントバイトの申し込みや

教員免許を取得するための

大学への問い合わせや資料請求など


兄が自分でやらないからと

父が一人でやってしまいました。


本来

自分でやらなければいけないことを

本人がやろうとしないから

代わりにやるということは

客観的に見たらおかしいですよね。


本人が本気でやりたいなら

自分でやろうとしますし

自分でやってみて

難しいと感じるから

助けてもらうという流れは理解出来ます


そもそも

本人はどこまで本気で

職員のバイトや

中学校教員免許の取得をしたいのか

それも分かりません。


何となくやりたい。

その気持ちは大事かも知れませんし


確かに

教員バイトはわりと楽しくやっていたそうですが


何となくでやれるほど

教職は甘くありません。


教員を目指すとしても

ある程度

自分に対しても

仕事や

自分に関わる人々に対して

「責任」を持って行動し

自立が出来ていなければ

出来ない仕事です。


自分で出来ることをやろうとしない。

色んなことに無責任で

家族に何から何まで依存して


何となく

教師をやってみよう

なんて

世間を舐めていますよね。


そもそも

兄の心理的発達や状態があまり良くなくて

退行現象も起きている状態なので

それで

中学の教員免許を取りなさいなんて

無理な話なんです。

それが本人も感じているから

面接が近いのに

自分から動こうとしていません



3.兄について考察

やってはいけない子育てについて話を戻しますが


良かれと思ってしてきたしつけや

先回り的な対処(過保護など)は

本人の自尊感情や自己肯定感、自信を損なわせます

自ら考えて行動しようとしなくなり

自立が出来なくなってしまいます


兄の場合は

言うことを聞いてくれないから

また

元々が賢かったため

何でも出来ると思われて

「放置」されたことが原因


周りや他者について考えること

それ以前に

自分で考えて行動するということを

誰も促さずに

教育されなかったため

自立が困難になってしまいました。



4.今、何をすべきか?

子育てに失敗したならば

今、何をすべきか?という所に視点を置くべきですが


まずは

親自身が自分の過ちに気づくことが先ですね。


そして

対応をどうしていくか

また、本人はどうして欲しいかを探っていくために

家族で話し合いの場をもうけることが必要かと思います。


ただ

兄は自分の本音を語ろうとしません。


兄は

他者の気持ちを考えたり

言うことを聞いてくれなかったりしますが


その原因として

「自分が相手(つまり親)から

考えを肯定してもらえず

自分の思いや考えを受け止められなかった」という思いがあって

つまり

相手(親)への不信から

本音や自分の考えを語ろうとしないのだと思われます。


ですから

家族ミーティングで

いきなり自分の考えや思いを言って欲しいと迫るよりも

雑談の中で

兄の興味関心のある話をテーマに話を展開し

少しずつ心を開いてもらい

信頼を築いていくことが先かも知れませんね。


ただ

雑談はわりと上手く出来ているので

少しステップを進めて

「私はこう思うんだけれど、あなたは?」みたいに尋ねてみて

徐々に

自分の考えや思いを話せるように

段階付けをして

話すトレーニングを進めて行ければいいかなと思います。


その際に

兄を一人の人間として尊重し、語った思いや考えを否定せずに共感し、受け止めていく姿勢を家族は持たなければいけないでしょう。


それが上手く出来ず

一方的に考えを押しつけたり

従わないから放置などと

過った対応をしたから

こうなったのです。


ただ

親も、妹である私も

完璧ではありません。


みんな完璧では無いからこそ、一緒に考えて、どうしたいか、どうしたら良いかを模索していくのが必要なのです。


ただ、現状

両親は

家の建て替えのことで

頭がいっぱいでしょうが


私はそれよりも

目には見えないけれど確実に存在している

「家庭」や

「家族関係」について

まずは

再構築していくべきだと思います。


必要ならば

専門家の力も借りたいですが

なかなか良い方に巡り会えなくて困っています。


家族

血のつながりのある人達の寄せ集めではなく


1つの集団であり

集団には

それを維持するためのルールだったり

折り合いというものが必要です。


我が家には

ルールというものが全くないですし

家族で腹を割って話し合うとか

そういう機会がありません


父と私はわりと話し合いますが

兄は話し合いというものを拒否しますし

母は感情的な人なので

話し合いが成立しません。


ですから

家族ミーティングを開くのは

そう簡単な話では無いのです。


感情的になりやすい母を抜きにして

まずは

父、兄、私の3人で話し合い

兄の興味のあるものを話題にしてみるとか

何かとっかかりを見つけられればと思います。


今後どうしていくか

また、機会があれば記事にてお知らせします。


お読み下さりありがとうございます。
























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