アキのエッセイNo.51ー学生時代の実習記録を振り返ってみて
こんばんは、アキです。
4月1日から病院の作業療法士として復帰する予定なので
その準備として
今日は、「学生時代の実習記録を読み直し、復習と振り返り」を行いました。
とりあえず
身体障害領域2施設(1つは2ヶ月間の普通の実習で、もう一つは「私が問題のある学生である」ということで、ゼミの先生が考慮し、特別に受けさせて下さった不定期の実習です)の記録と
地域リハビリ(2週間)の実習記録
学生当時の記録を通して
自分の考えていたことや学んだことを振り返ってみました。
振り返ってみて
自分で言うのも何ですが
「あ、私って、すごく物事をよく考えているし
きちんと真面目に学習する実習生だったんだな」という感想が出てきました。
多少の考え方、見方の偏りはあり
根拠が少ないのに結論づけるところが見られましたが
それは
経験や知識不足があったから生じていたことでしょう。
臨床に立って働いている方から見たら未熟かもしれませんが
学生としては
真面目に精一杯努力し
日々の学習に取り組んでいた方ではないかと思われます。
とある指導者様(精神科領域)からは
「文章能力がずば抜けている」と評価をいただきましたが
私は大学でも優秀な方でした。
実技の方はいまいちでしたが
実習記録を読むと
とても「出来ない学生」と評価されていたとは思えないのです。
実技がいまいちだった点がそのような評価をもたらした原因だと思われます。
実習では執拗な「しごき」や「差別」、「いじめ」を受けましたが
それに発展するようなほど、自分が不出来だったのか?
よく分からないのです。
おそらくは
実技やコミュニケーション場面ではいまいちなくせに、文章で考えることは立派なことを考えていて生意気だと思われていたのか?
身体領域の指導者様との関係は
それはもう酷いものでした。
厳しいを通り越して
明らかに「いびり」ではないかと思えるほどの
無理な要求をしてくるので
真面目な私は
それをひたすらこなしてしまい
それがいけなかったのでしょう
私が根負けして根を上げるのも許さなかったでしょうし
実直にこなしていくのも、いっそう許しがたかったらしく
要求はエスカレートしていきました。
少なくとも、記録を読む限りでは
学生としての学習は十分すぎるくらい出来ていました。
私が指導者様やその他のスタッフの方からしごきや差別を受けたのは
学習面での至らなさではなく
実技やコミュニケーションの面での至らなさが原因だったのではないかと思われますが
それにしても
プロのレベルまで際限なく要求してきたので
私は「それは違うでしょ!」と言いたいです。
学生としてどこまで出来たら良いか
というよりは
その学生はどこをどのように伸ばし、成長させられるかをアセスメントしてその個人に適した方法で体験、学習させるべきだと思うのです。
そんな状況で
こころに余裕を持って実習に臨むことも出来ませんでしたが
それでも学ぶ姿勢を崩さなかったのは
私の志の高さ故でしょう。
過去の愚痴はこの辺にして
面白いことに
臨床から離れた現在の方が、実習記録を読んでみて、冷静に「ここは考えが浅いな」とか、「考え方が偏っているな」とか、自分の不足点を見極めて多角的な視点を持って、分析・考察が出来ているのですよね。
それだけ色んな経験を経て
自信と心の余裕、人間的な強さを持つことが出来たためだと思われます。
つまり
私はそれだけ「成長」したのです。
今の私は
過去の自分よりも
物事を冷静に見て分析し
考える力を持てています。
その基盤となる
人間的な強さも
以前の自分よりも持てています。
ですから
次の職場では間違いなく、以前の私よりも上手くやれると言えるでしょう。
そう宣言したので
必ずやってみせます!
患者様やそのご家族様のため
誠心誠意は働く作業療法士になってみせます!
記事を書くことで
大分気持ちがまとまりました。
お読み下さり
ありがとうございます。
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