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言葉の花束ーアキの詩集No.90


1.「祖父とタバコ」

外を歩いていて

ふと
香った
タバコの匂い

嫌な匂いには
感じない

むしろ
懐かしい

タバコは
亡くなった祖父が
よく吸っていた

祖父といえば
タバコと
連想するくらい

タバコを
愛用していた

タバコは
体に悪いと知って

灰皿を
隠したことが
あったっけ

祖父が
困っていたなぁと
思い出すと
つい笑みがこぼれる

今は
祖父は
私の記憶の中で
タバコを吸っている

タバコの
匂いを嗅いで

祖父が
思い出の中から
久しぶりに
会いに来てくれたよ


2.「臆病さと優しさ」

どう思われても
構わないなんて

そう思って
言うべきことや
やるべきことをやるなんて
出来たら
格好が良いのかもしれない

けれど

そんな勇気を
持ちたくても
なかなか出来ないよ

自分が傷つくのも
怖いし

誰かが
傷つくのも怖い

それは
臆病さもあるけれど

優しさも
あるよね

嫌われる勇気

常に持つのは
厳しいよ

誰も
傷つけたくないという

臆病さと
優しさは
持っていても
良いと思う

いざという時に
勇気を出せれば良い

嫌われたくない
傷つけたくない
傷つきたくない

臆病さと優しさも
大事にしてよ

そういう弱みを
安心して
出せる時間や空間も
あった方が良いよ

臆病さと優しさも
あなたの大事な側面だよ


3.「私はポエムでできている」

朝早く目が覚めて

いつもより早く
朝ご飯を食べ
ラジオ体操をして

余った時間を
どうしようと

ふらふら歩きながら
考えあぐねて

悩む時間が
勿体なくて

こうして
PC画面に向かって

ポエムを書く

やはり私には
ポエムしかないな

私は
ポエムでできている

何かを感じ
想い
それを言葉にして記す

そうせずにはいられない
生き物が
私だ

あぁ
今日も朝日が
まぶしくて

空気が冷たいのに
陽射しが暖かくて
優しい

家族と
朝の挨拶をし
他愛のない雑談をするのが
楽しい

そういう
ささやかな
日常の一つ一つが
愛おしい

それを
ポエムにしていくのが
私の生きがいだ

今日は
これから
どんなことがあるのかな?

それを
どう
ポエムにしていくのか
楽しみだ


4.「私の思う大人」

全部一人で
解決する

何でも自分で
対処することが出来る

それが
大人だと思っていたけれど

今は
違うと断言できる

私の思う
大人とは

自分が
困っていることや
出来ないことを
素直に認め

人を
信頼し
助けを求める

また
自分も
助けを求められたら
その人を助ける

それが
出来る人だと
私は思っている


5.「優しさと思いやり」

思いやり

誰かに
優しくする

とか

方法を知って
誰かのやり方を
真似しても

しっくり来ない
上手くいかないのは

本質が
分かっていないから

人が
思いやりや
優しさを受け取り
安心するのは

表面的な
やり方にではなくて

そこに込められた
想いを受け取るから

優しさや
思いやりは

やり方

では
ないんだよ

人と関わる
その経験を積み重ね

本質を
理解していくしかないんだよ

優しさや
思いやりは

だから
マニュアル化出来ない

難しいけれど

そうしたいと
思い続ければ

自然と
出来るように
なっていくはずだよ


6.「私が親になったとき」

私が親になったとき

しっかりと
子供と向き合い

子供の気持ちを
しっかり受けとめ

一緒に考え
行動していく親でありたいし

転ばぬ先の杖をやるのではなく

子供の挑戦を
全力で応援する
親でありたいと思う


7.「私のモットー」

しなやかに

柔軟に

物事を考え

対処していき

心の芯は

しっかりと

強く保つ

それが私の

モットー


8.「自分を幸せにしてくれる相手」

心を許し

心を通わせ

心を温め合える

相手がいる

たまに

相手に甘えたり

冗談を言い合ったりして

一緒にいる時間を

楽しめる相手がいる

そういう相手がいると

心のトゲが取れて

丸い心でいられるよね

優しくなれる相手

心穏やかでいられる相手

自分を大切にしてくれる相手

そんな人が側にいる

こんなに幸せなことは

ないよね

だから

自分を幸せにしてくれる人に

同じように幸せを

返していきたいんだ

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