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アキのエッセイNo.102ー引きこもり支援センター「親の会」に参加して

1.引きこもり支援センターの「親の会」に参加しました!


こんばんは、アキです。

私には引きこもりニートの兄がいます。

今日は、何度か兄のことについて相談にうかがっている

引きこもり支援センターさんで「親の会」という

引きこもりの方の「家族会」が開催されたので

予約して参加しました!


参加されたのは十数名で

どの家庭も

「どう本人をサポートしていけば良いのか分からない」

「上手く子供とコミュニケーションが取れない」など

我が家と同じような悩みを抱えていました。


悩まれている分

お子さんのことをきちんと見て

考えていらっしゃるんだろうと思います。

引き込まれている家族に対し

きちんと関心を向け

出来る限り支えていこうとする姿勢

とても尊敬します。


また

何もすることが泣く漠然と生きているだけのケースもありましたが

「どうにか現状を変えたい」

または

「何かしたい!」

という気持ちを持って

郵便局のバイトをしているお子さんもいれば

家で片付けを率先してやるお子さん

お菓子作りをするお子さんもいて


そういう自発性やモチベーションは本人の利点ですから

尊重したいですよね。


どのご家庭でも

自分たちの中で問題を抱え

関わり方を試行錯誤して探っている様子で

支援機関から助言や指示を得ているところはなかったのですよね。

以前、関わっていたところがあったけれど

怪しいところだったから

今は関わりを絶っているという家庭もあり

現在の引きこもり支援の少なさや質の低さにより

頼るべきところがなく

そのご家庭だけで対処されているケースが多いという現状がうかがえます


支援機関、専門家による助言や指示がないため

どうサポートをしたらいいか?

現状や今後の見通しが立てられず

何をゴールとし

どういう目標を設定して取り組めばいいか

分からないという家庭がほとんどでした。


そういう現状に対し

「出来ることをコツコツこなしていくだけでも良い」

という意見もあり

確かに「現状維持」が出来るだけでもマシなのかもしれないとも思いました。

また

家族があれこれ尽くして、「こうして欲しい」と願うよりも

「本人の希望(ニーズ)」が一番大事であるという意見もありました。


不登校から引きこもりに移行している家庭も多々あり

また

一人親という家庭もあって

親御さんが言うには

「信頼出来る大人が少なかった」とい背景もあって

引きこもる原因になってしまったのでは?と言っていました。


引きこもる原因として

・うつなど精神疾患、発達障害の併存

・不登校

・一人親

・いじめ

・怪我の後遺症

・仕事が無いなど「やることが無い」

など、色々挙がりました。


色んな意見やお話があった中で特に印象的だったのが

「親の対応が本人にどう受け取られるかは分からないし

嫌悪されたなら、その都度謝罪して

過去を引きずって自分を責めるよりは

今を生きるしか無い」という感じの言葉を

話された方がいて


引きこもる本人のサポートに徹するご家族の負担も大きいですし

色々悩まれて苦しまれている方も多いですから

そういう方々の心理面のサポートとして

「親の会」や「家族会」はあった方が良い

感じました。



2.親の会に参加して考えたこと


色んなご家庭のケースのお話を伺って

支援は絶対ではないにしても

現状や問題点、利点を把握して

目標を定めてどうサポートしていくか

環境を整えていくかなど

助言や指示をしてくれる機関はあったほうがいい

と、感じました。


どの家庭も自分たちで問題を抱え

関わり方を試行錯誤で探っています。


今後どうなるか見通しを立てられず

ただ今できることを対処していく。

それしか出来ない。

または

漠然と今をやり過ごしているケースが多いです。


出来ることをコツコツ続けていく。

そういうやり方が間違っているわけではないですが

できる限り、ある程度の「導き」はあった方が良いと思います。


そのための支援機関や専門家の力があっていいのでは?

しかし

その頼るべきところが少ないという現状。

打開するにはどうしたらいいのでしょうか?



3.兄について考えてみる


昼夜逆転していても

定期的な臨時職員のバイトは行けています。

本人の拒否はなく

むしろやり甲斐を持てていると思われます。

それは利点と考えられるでしょう。


ですから

「やり甲斐、生きがいを持って取り組めること(バイト)を継続していく!」ことが

現状維持としてやるべきことだと思われます。


ただ、「今後、どうなっていくのか?」

見通しが立てられていないのですよね・・・。


その前に

本人は「どうしたいのか?」という

ニーズが分かりません。

そもそも

本人のニーズがないのかもしれません(漠然と生きている感じですね)。


取りあえず

今の生活に絶望し、自暴自棄にならないよう、安心出来る家庭を築くこと!

という現状維持に努めるしか無いのでしょうが


様子を見て

出来るなら次のステップを踏みたいですし

そのためにも導いてくれる存在(専門家の力)が欲しいところです。


まずは

「本人がどうしたいか?」

「今の心境はどうなのか?」

などを一緒に考えて整理していく作業が必要だと思われます。

つまり

ニーズの構築と把握です。


ニーズが明らかになって

初めて動機(やる気)を持つことが出来

サポートも意味を成していきます。

本人のニーズが根幹に無いと何をやっても上手くいきませんから

本人の気持ちにより添い

気持ちを整理して

ニーズを構築していく作業をしていきたいと思います。


そのためにも

信頼関係の構築は重要です。

まずは引き続き

本人に寄り添い

安心出来る家庭環境を作っていこうと思います。


最後までお読み下さり

ありがとうございます。


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