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言葉の花束ーアキの詩集No.25

1.「正と負のバランスを整えて生きる」

世の中には
良いものも
悪いものも
全てひっくるめて
存在していて

良いものから放たれる
プラスのエネルギーのものと
悪いものから放たれる
マイナスのエネルギーのものは

常に拮抗し
バランスを取り合っている

プラスのエネルギーを放つものとは何?
たとえば
自然や、愛情、思いやりとか
誰もが安心でき、心地よいと感じるもので
それが強くなればなるほど
幸福へと向かっていくもの

では、マイナスのエネルギーを放つものとは何?
たとえば
怒り、批判、中傷、差別、憎悪など
誰もが不安や苦しみ、悲しみを感じるもので
それが強くなればなるほど
争いが生まれ
不幸へと向かっていくもの

どうして
マイナスのエネルギーを放つものが
生まれてしまうのか?

人の愚かさ故と言ったら
そこで終わってしまう

なぜ、負でまみれた感情を抱き
愚行を重ねてしまうのか?

その愚かさを愚かと気付かずに
自分の中の正義を信じてしまうからだ

そして
その負にまみれた正義でもまた
心地よさが生まれるため
どんどん愚行が加速していく

自分の中の正義は
本当に
正しいものなのかという
疑問は常に持たないといけない

絶対的な正義はないし
その自分の正義のせいで
誰かを苦しめているならば
今すぐ止めるべきだ

悪を憎み
その対象を批判して断罪を求めるという行為も
実は負のエネルギーを放っている

許さない心、批判する心は
どんなに自分が正しいと感じていても
その心は自分の心をむしばみ
客観的な思考や正常な判断を鈍らせる

そうやって生まれるのが
戦争やテロだろう

負の感情を軸にして
考えて行動してしまうと
自分はスッキリするかもしれないが
そのせいで苦しみ涙を流す人達が出てきてしまう

自分のその思考や行動は
どういうエネルギーを放っているか?

心地よさを尺度にしてはいけない

負のエネルギーによるものも
心地よさを孕んでいる

客観的に
色んな視点で見てみて
正と負の判別をすべきだ

色んな出来事が起こって
どうしても怒りなど
好ましくない感情が生じることもある

波風立てずに生きるのは無理だ

それでも
負に偏ったとしても
正の方向へと思考や行動を改めれば
それでいい

そうやって
正と負のエネルギー調整をして
人生のバランスを整えながら
生きていくと
良いのかもしれない



2.「あなたはその仕事をしていて幸せですか?」

真面目に仕事を
一生懸命こなしているあなた

その仕事によって
誰が幸せになっていますか?

何より
自分が幸せを感じていますか?

何のために
その仕事を頑張っていますか?

頑張ることが目的になって
仕事をこなすのにやっとになっていませんか?

給料だけでなく
達成感ややりがいなど
情緒的報酬もきちんと得ていますか?

仕事による疲れやストレスと
情緒的報酬とのバランスは
釣り合っていますか?

これらの質問に答えてみて
自分、危ないなと感じたら

見直しましょう
仕事の量ややり方を

環境を変えるのもアリです

仕事が人生の全てではありません

自分を苦しめてまで
自分を不幸にしてまで
取り組む価値のある仕事はないと思って下さい

あなたには
幸せになる権利があります

家族のためだとしても
誰もあなたに犠牲になってほしいとは
思っていないでしょう

誰のため
何のための仕事か?

今一度
セルフモニタリングしてはどうでしょう?

あなたは
その仕事をしていて
幸せですか?



3.「一人にしてあげた方が良い」

本当に
胸が押しつぶされそうなほど
悲しくて辛い人が
傍にいるならば

黙って傍に寄り添う
それも気遣いかもしれないけれど

他人に涙を見せたくない相手ならば

むしろ
一人にしてあげて
涙を流せる環境を作ってあげた方が良い

一人で悲しみを
整理する時間を
作ってあげた方が良いこともある



4.「父と大人の会話が出来ている」

今日の朝食の際
TVで流れるニュースを見て
父と政治経済の話をして
盛り上がった

ついこの間まで
両親の話についていけず
悔しい思いをしていた私は

こうして
父と大人の会話が出来ている

とても嬉しい

何より嬉しいのが
一人の大人の人間として
父が対話してくれているということ

あぁ
私も大人になったんだという実感が
とてもたまらない



5.「虫めづる姫君に敬意」

古典文学が読みたくなって
何となく
「虫めづる姫君」を買って
読んでみた

この姫君は
とにかく虫が好きで

毛虫などを手に取っては
興味津々に観察するような
変わり者だ

現代でも
そんな女の子がいたら
周囲はドン引きするだろうが

私はこの姫君の
自分の好きなものを極め

周囲の当たり前に流されない
自分の考えをしっかりと持った
芯の強さに惹かれた

この時代では
「もののあはれ」と
雅なものを愛でる風習があるけれど

この姫が愛するものは
一見すれば気色が悪い虫である

その虫の何がいいかというと
それも深い理由があって

たんに虫が好きというのではなく
虫の生態に
物事の真理を見いだしているらしい

つまり
この姫は
生き物の自然体が好きなのだ

表面的な美しさではなく
生きとし生けるものの美しさを捉える
素敵な感性の持ち主なのだ

いつの時代も
その時代の流行や風潮があって
だいたいの人は
世間の当たり前に流されてしまうが

この姫君は
きちんと自分を持っている
素晴らしい人だ

自分の愛するものや
信じるものを
良い意味で極められる人を
私は尊敬している

この姫に悪戯を仕掛けた御曹司は
この姫を変わり者と思いつつも
何となく興味が湧いて

実際に見に行ってみると
可愛いじゃないか
もったいないなと感じて
そこで話が終わるのだが

いやいや御曹司よ
この時代に
ここまで自分を持てる人は珍しいよ

ただの変わり者で終わりにしないで
興味持ったなら
もっと知っていきなよ

この姫と一緒になったら
絶対、人生が
面白いと思うよ

と、いうような突っ込みを入れた
私だった

自分の個性を尊重する
そういう風潮は
昔よりも浸透してきたと思うが

この時代では
難しかったのではと思う

この姫は
個性や多様性の尊重というものを先駆けた
貴重な存在だと
私は思う



6.「社会問題の根源」

日本の社会問題として
少子高齢化や
後継者不足
食品ロスや食品自給率低下
消滅可能性都市
引きこもり
などなど

色んな問題が
浮上している

何となく
日本の社会問題について知ろうと
ネットで調べてみて

日本がどれだけ問題を抱えているか
理解は出来た

個々の問題に対して
それぞれ対処するのも大事だ

けれども
何となく
個々の問題の裏について
どれだけの人が気付いて
考えているのかな?
と、思った

色んな問題が浮上しているが
それを解決するにしても
まず
「知ること」が大事だ

問題に対し
目を向けて考えている人は
どれだけいるだろうか?

ほとんどの人が
自分のことで手一杯になって
何となく生活を送っていないだろうか?

また
現代日本の家庭において
「家族との会話」を
綿密に行っているところは
どれだけいるだろうか?

「もったいない」
「おもてなし」
「気遣い」
「思いやり」
などなど

「物や人を大切にする常識」というものを
親など大人達が
子供に教えていけていないように感じる

まず
机上の勉学だけでなく
生きていくのに大切なことを
教えていく機会や時間が損なわれていないか?

核家族化
共働き
地域交流の減少により

学校教育だけに頼って
そういった
「心を育てていく教育」というものを
おろそかにしていないだろうか?

家庭や地域の人が
子供と面と向かって交流し、話し合う機会や時間が
上手く持てていないから

心の教育が行き届かず
頭ばかり良くなって
仕事での成功や利益ばかり求める
競争ばかりするような大人が増えてくる

自分が!と、我が強くなり
人との協調や思いやりが出来ない
大人が増えてくる

また
経済的理由もあるのだろうが
家族との会話、交流が不十分だから
家族関係が上手くいかず
家庭を持つことに希望が持てない

それよりは
仕事や趣味に打ち込みたい
だから
家庭を作ることはそれほど重要ではない
と、考える人が増える

そして
家族で
世界や日本の問題について
話し合う機会をもうけないから

誰も
問題を意識しない
だから
問題が解決されない

だからこそ
「家族との会話」は大事だ

子供の心を育てるために
面と向かって対話する

親は一方的に話さないで
子供の話を聞いて受け入れること

家族会議があってもいいかもしれない

本気で話し合い
本音をぶつけ合う
そして
お互いの考えを認め受け入れ合う機会を
家庭で作ることが
大事だ

そうして
心を養っていけば

人としても成長するし
人や物、伝統を大切に出来る人になっていく

家庭は自分の考えや気持ちを
大切に出来る環境だと分かれば
家庭を作ることにも
希望が持てるかもしれないし

個々の問題に対し
家族で話し合うことで
一人一人がそれらに意識を向けることができる

その積重ねが
問題解決へと向かっていくと思う

まずは
心の教育として
家庭での会話をすること

面と向き合って
話し合うこと

色んな問題に対し
話し合うこと

それが出来ずに
個々の問題を対処しようとしても
切りが無いし

こんなに生きづらい世の中で
子供の数、物の数を増やしても

問題の根源が消えていかない限り
ロクな世の中にならないと思う



7.最後に(詩の解説)

1.の詩について

私はスピリチュアル的に強いところがあります
物事をエネルギーや波動で感じてしまうのですが
ツイッターを含め、世の中のエネルギーを総括して正負のバランスを見ると
未だに「負」に偏っている
と感じます。
自分の思考や行ないに気をつけること。
それをしなければ、たちまち「負」の方向にエネルギーが偏ります

その負への偏りが招いた結果が天災やパンデミックだと思います。
全ての物事はエネルギーレベルで繋がっていて
関連し合っています

環境保護や慈善活動が難しくても
人々が、自分の心や行ないに注意して、「正」の方向に向かって生きていけば、自ずと世界の情勢や環境が変わると思います
そのために必要なのが「思いやり」や「配慮」、「優しさ」などのポジティブな感情でしょう。
楽しければ、自分が正しくて心地よいと感じるならば
誹謗中傷をしていい。
そういう意識はしていなくても
人を傷つけるような行為をしている人はいるでしょう。
その人達は

自分を客観視することが出来ていません。


あくまでも個人的な意見ですが
どうしてもこれは皆さんにお伝えしたいと思い
このポエムとメッセージを書きました。

2.の詩

働く人々に向けてメッセージを込めた詩です。

というのは建前で

ワーカーホリックの母に向けて書きました。

3.の詩

父に向けた詩です。

祖母(父の母)が老健にて入所しているのですが

認知も脚の具合も悪くなるばかりで

在宅復帰は不可能だということで

特養方向で進めています

顔や口には出しませんが

父が大分ショックを受けていることが見て分かりました

父は他者へ気遣うあまり、弱音を吐きません

ですから

話を聞くよりも一人にさせて

気持の整理をつけてもらうことにしました

4.の詩

父との日常を書きました。

5.の詩

虫をこよなく愛するお姫様についての古典文学を読んでの感想です。

とにかくこの姫君は

個性的で、自分をしっかりと持っていて

自分の好きを追究し極める姿が

とても尊敬出来ると感じました。

6.の詩

日本の社会問題について調べてみて

思ったことを率直に書きました。

問題を意識するためにも

また、人の心を育てるためにも

家族の対話は重要です。


最後までお読み下さり

ありがとうございます!






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