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アキのエッセイNo.159ー心不全の伯父さんのソーシャルサポートの振り返り(精神保健福祉士を目指してチャレンジ中)

こんにちは、アキです。
心不全の伯父さんの
ソーシャルサポート
を1ヶ月くらいやってみて

思った上に
色んな気付きを得られ
本当に学びになりました。

ソーシャルサポートでは
まだまだひよっこなので
至らない点が多かったと思います。

そのせいで
伯父さんを振り回してしまったところもあるので
そこは本当に申し訳ないです。

そんな私に協力して
学びを与えてくれた伯父さんに感謝です。

今日は
ソーシャルサポートをやって気付いたことを
振り返っていきたいと思います。


1.境界線を引く、見通しを立てる

「出来ることと出来ないことの境界線を引き、どの範囲までどのように支援をするのかを見通しを付けること」が大事であると学びました。
また
自分の良かれが、本当に相手のためになるのか?
そこに本人のニーズがあるのか?
きちんと客観視して把握すべきだと気付きました。

見通しを立てるには、目標・ニーズ(意向)を明らかにする必要がある。
それを軸にしなければ、支援がまとまらないし、支援者の良かれが炸裂する可能性がある。
きちんと相手の理解や同意を得ているかもチェックする必要がある。

伯父さんの抱える問題点として
・外出が出来ない(免許失効、車検切れ、心不全のため移動が困難)
・低収入で、現在働けていない(老齢年金と妻、息子の収入に依存状態)

ということが挙げられますが

まず、本人のニーズは
「外出手段を確保したい」というものだったのですよね。

一番のニーズはそこだったのに
民生委員さんに紹介された社会資源(身体障害者認定や高額療養費など)を
何とか活用出来ないか?と
真っ先にそこのところを検討してしまった
んですよね。

いやいや
違うでしょ、私。

それも大事かも知れないけれど
まずは本人の一番の困り毎を解決することが先でしょ。

結局
高額療養費は手続きが複雑過ぎる上に
月々の医療費が2万を少し超過するくらいなため
上限2,1000円を超えた分が返還されてもあまり意味ないことが発覚したり

身体障害者認定や障害年金
伯父さんの場合、ペースメーカー等の手術をしているわけではなく
日常生活が困難ではあっても行えているレベルのため
身体障害者認定は3級
障害年金も3級レベルとなると見込まれるらしく

それだと
身体障害者認定では
一番あてにしていた「医療費助成」が使えない上に

障害年金も
受給資格がないみたいで。

ちなみに
障害年金
・65歳未満で申請をしないと受け付けられない(伯父さんは65歳です)
・初診日において国民年金(または厚生年金)を2/3以上納付しなければ支給できず、伯父さんはそこまで納付出来ていなかった

ということで
結局
福祉的サポートはほぼほぼ出来ない状態でして。

ただ
年金事務所に行った意味はあったのですよね。

老齢年金が
意図せずに「繰下げ受給」になっていたのです。

というのも
65歳になった時点で
事務所からはがきが来て
返送しなかったために
自動的に繰り下げになっていたみたいで。

通常
老齢年金の受給は65歳からなのですが
65歳から66歳までは減額した金額で
66歳から10年間を
増額した金額で支給するというのが
繰下げ受給
というものです。

それだと
現在の生活が苦しいと言うことで
通常支給に戻すように
手続きが出来た
のです。

年金事務所に行って気付いたことで
手続きが出来て本当に良かったです。

老齢年金の件は
偶然にもプラスに働いたので良かったと言えますが

福祉について学んでいるからと
高額療養費も
身体障害者認定も
障害認定も
見通しが甘かったと反省しています。

これが使えるかも!と伯父さんに勧めて
結局使えないとか
期待を裏切るような
振り回してしまったような
何とも言えない罪悪感があります。

机上の勉強だけでは
資源というものはよく理解出来ない
です。

実際にその機関に問い合わせたり
深く調べたりして
活用の方向に動いてみないと
分からないことだらけです。

そこは
経験して
知識を積んでいくしかないのでしょうが。

話を戻しますが
支援を行うにはまず
相手の意向やニーズを明らかにして
明確な目標を立てることが大事
です。

伯父さんの場合は
「外出手段の確保」というのが一番のニーズでした。

現在
福祉的サポートと併行して
免許執行の手続きのために

役場にて住民票をもらって
かかりつけ医に診断書を作成してもらい
入手したりしました。

「生活費の支援が欲しい」というニーズは
伯父さんからは上がっていなかった
ので

先行きを考えれば必要といえど
外出手段の確保よりも
優先順位は下げておくべき事項だったと思います。

まずは
ニーズや意向、目標を予め明確化せずに動いてしまったために
早い段階で気付きましたが
無駄足を踏んでしまいました。

個人的には凄く勉強になりましたが
今後はなるべく
こういうことを起こさないようにしたいです。
自分の良かれが炸裂しないように気をつけたいです。

ニーズや意向、目標の明確化、優先順位付けは
大事
ですね!

また
どこまで支援が出来るかの境界線を引くことも大事ですね。

自分のスキルの問題
所属する機関の支援の範囲の問題
常識的な問題など

色んな視点から
どこまで支援が可能なのかを見通して関わることも必要だと
伯父さんのサポートをして気付きました。


2.支援=管理ではない


ある程度管理が必要だとしても
本人の自立を損なう管理であってはなりません。
その課題はあくまでも本人のものであり
本人を主体として
サポートの境界線を引いて
関わらなければなりません。

伯父さんの件で
あれこれ先回りして動いた結果
自分の良かれが炸裂してしまいました。

そういう姿勢は
良くないなと改めて考えさせられました。


3.支援は基本、本人のニーズや理解、同意ありき


客観的に考えて、支援が必要ならばやるべきと考えていました。
でも
本人がそれほど必要を理解していない
そこまで乗り気でないなど
ニーズや同意がない状態で支援を提供するのは上手くいかないと知りました。

本当に
自分の良かれが炸裂してしまい
暴走した挙げ句に
支援が上手くいかず

でも
よくよく考えてみれば
そもそもそこに
本人のニーズや意向がないよね、
と気付きました。

軸がブレない
本人の主体性を持った支援は
ニーズや理解、同意ありきなのかもしれないです。


4.支援につなげること、資源を活用することを目的にしない


支援につなげること
資源を活用することを目的にしてはいけません。

それはあくまでも手段です。
支援により、何をしたくて、どんなことを実現したいのか。
支援に期待する結果や先の未来を具体的にイメージして、目標を決めることが重要です。

良かれが炸裂していた状態の私は
何とか支援につなげ
資源を活用することを重視していました。

しかし
支援につなげ
資源を活用することは
あくまでも手段であり

それは何のために
行うことなのか?

そこを明確化しなければ
意味がないことに気付きました。

伯父さんの場合
まずは「外出出来るようにしたい」というのがニーズでしたが

それにより
生活をどうしたいのか
今もあまり明確化されていない
のですよね。

そもそも
車に乗って外出するしか
手段がないのか?

免許返納になる可能性だってありますし
今後のことを考えれば
介護だって必要になる可能性もあります。

次に会うときに
「移動や生活に困ったときの相談先」として
地域包括支援センター
を紹介しようと思います。

そこには
65歳以上の高齢者を対象として
介護ならびに生活の相談を
専門職の方が乗ってくれます
から
安心材料になると思うのです。

外出手段や
今後の生活について
どのような資源が使えて
どこを頼れば良いかなど
相談出来たらと思います。

また
我が家でも使っているのですが

買い物の代替手段として
「通販」
などにより
食材や生活必需品を宅配してくれるサービスを活用する手段もありますよね。

我が家は
コープデリを使っているのですが
伯父さんにも紹介しようと思います。

次は
免許センターまで車で付き添う予定ですが
免許が無事更新できるかどうかですね。

本当に
色々経験させて頂いて
伯父さんには感謝です。

また引き続き
Noteにて記事にして報告します。

最後までお読み下さりありがとうございます(^^)/


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