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節分は二人三脚で

2月3日「節分」当日。
現在私たち三人は節分を楽しむため
節分でまくお豆さんの用意の真っ最中〜。
するとおふたりさんからこんな質問が。

「ねじちゃーん。鬼さん誰やるの~?」

当然のように自分がやろうと思っていたのですが
おふたりさんからの要望もあり、今回はじゃんけんで決めることに。

「じゃあ勝った人から好きな役を選ぼう」
「いいねぇ!じゃあいくよ~。じゃんけん…」
「ぽんっ!」

私はというと…はい。さっそく負けました。
こういう時しっかり勝つのがおふたりさんです。
まぁあとはふたりがじゃんけんをして
勝ったひとから好きな役を選ぶはず、だったのですが…

「わぁ~ねじちゃんに勝った~!鬼さんやりたい~!」

なぜかふたりは一緒にスキップしながら
鬼のお面が置いてある方へ行ってしまいました。
あれ?ふたりとも鬼さんやりたかったの?
じゃあ鬼さんはふたりにお願…はっ!

私はそこである重大な問題に気づいてしまったのです。

(これはまずいぞ!しまった!)

それは、鬼のお面サイズがふたりに「全く合わない」ということ。
すっかり忘れていたのですが、用意した鬼のお面は
ふたりには大き過ぎる為そもそも鬼役は無理だということを
今になって思い出したのです。

うわぁ、忘れてた。どうしよう。
あぁ~ふたりともやる気満々だったなぁ…
でも用意したお面を見てすっかり落ち込んじゃったかも…

すると奥からふたりの明るい声が。

「ねじちゃーん!鬼さんの準備できたよー!」

こ、これは!


「!?」
「目のとこあいてたからねぇ。こういうことかなって」

なんということでしょう。
ふたりは大きなお面を折り曲げ、顔はめパネルのようにして
鬼の目の穴から自分たちの顔を覗かせているではありませんか!
その姿に私はもう感心しきりでした。

「これで鬼さんもバッチリだねぇ。ふたりで鬼さんやるから、ねじちゃんは豆をまいてね!」

とはいえさすがに可愛いふたりに豆をまくことはできず
しばし鬼さんを楽しんでもらった後、みんなで一緒に豆をまくことに。

「鬼は外ー!」
「福は内ー!」

無事豆まきも終わり、その後はみんなでお茶を飲みながら
ゆっくりまったりのお豆さんタイム。

(そういえば豆は数え年の数だけ食べるんだっけ?)

そして私はおふたりさんを見ながらふと考えます。

(おふたりさん…君たちは一体今いくつなんだろうねぇ)

これは私も知らないおふたりさんだけの秘密なのです。
でもいいんです。無理に知ろうとは思いません。
それが私にとっての「おふたりさん」なのですから。

はぐはぐと美味しそうにお豆さんを食べるふたりには
まだまだいっぱい秘密がありそうです。

おふたりさん、今日は本当にお疲れさまでした。
見事な二人三脚でした!

枡はおふたりさんの手作り


では最後に「相棒さん川柳」で締めさせていただきます。

「ふたりなら 鬼さんだって なんのその」


おふたりさんと私のちいさな日々の記録
今日はこれにておしまい。



ちなみにねじりの田舎では
節分の豆は「ピーナッツ」でした〜。


ではまた。

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