年下の主人公を愛せない。

架空の話が大好きです。小説とか映画とか舞台とか、誰かが作った物語。外出どころか二時間まとまって映画を見ることすら難しいので最近はもっぱら小説ばかりですが（ていうかそれすら滞ってるけど）舞台も新幹線や四季、宮本亜門さんや三谷幸喜さん蜷川幸雄さんら気になる舞台は結構行ってました。映画館も観たい映画は一人でも行くタイプ。内容はもとより、その時間を買うんですよね。ただただ物語を受け取るためだけの上質な時間。それがこんなに贅沢なことやったんや！って今になってめちゃくちゃ身に染みてます。全くなくなったのが寂しかったので、今は観るものがアンパンマンやしまじろうだったとしてもたまには映画館に足を運んでいます。年に二回のしまじろうコンサートも（生活費からは出ないので私のお給料はそういうところに消えている）四季とかは小さい頃家族でも行ってるから、もう少し大きくなったらプリンセス好きな娘たちとともに観に行きたいと思っています（そのために頑張って働く）

私ノージャンルなんでもわりといけるんですけど、恋愛モノだけはちょっと苦手。恋愛要素以外にも主軸にしてるヒューマンドラマとかなら楽しめるんですけど（タイタニックとか大好きだし）延々他人の恋愛みてると気恥ずかしくなっちゃうんですよね…なので若い子向けの恋ドラもつらいです。
でも昔からそうだったわけじゃなくて、東京ラブストーリーもロンバケも恋のチカラも大好きだったんですよ。堤真一バンザイ（推しは堤真一と佐藤浩市）なんでだろう、と振り返った時に、年上の女性の恋愛なら変に感情移入する事なく観れるんですね。自分と同世代なんて握りこぶしで見ちゃう。昔は少女マンガもよく読んでたし、いつから卒業しちゃったんだろう…（今でも少年マンガは好き）まあ、レディコミの主人公が女子高生って話は聞いたことないし、雑誌のターゲット層の年齢が主人公であることがほとんどなのでそういうもんだとは思うんですけど、年上はいいのに年下はダメなんて歳を追うごとに読むジャンルが狭まっていくのさみしすぎないですか。

ちなみに少年マンガが大好きなように、主人公が男性なら割と年齢関係ないんですよ。キングダム2は配信で（細切れで）観たし（ついさっき）幽遊白書の実写も楽しみにしてます（キャスティングには思うところあれど）一番好きな小説はIWGPシリーズだし。ただ実写作品限定でいうと、そもそもそんなに20代の女優さん俳優さんって琴線に触れないというか、演技力が足りないとそこに引っかかって感情移入できないんですよねえ。私が若い頃に憧れていた女優さんと言えば、最初は篠原涼子（美人でできる女）小泉今日子（酸いも甘いも知り尽くした女）を経て、最終的に今は若槻千夏です（こんな風に年下にも年上にもさっぱりいける美人で芯の通ったママになりたい！）でも好きな人が全部年上になっちゃうとどんどん視野が狭まるんですよね。

最近の悩みは、好きだった小説の主人公が歳を取らないので年下になってきちゃったこと。アンフェアの雪平刑事や、ストロベリーナイトの姫川刑事（刑事ばっかりだな）だんだん感情移入できなくなってきたし、最近（でもないか）登場した図書館戦争やマスカレードホテルの山岸さんは最初から年下だし。東野作品ならやっぱりガリレオや加賀刑事がすき（やっぱり警察小説が好きなのか？）女主人公モノって絶対恋愛と年齢の壁の香りがするのってどうしても逃れられない枷なんですかね。男主人公だと歳も取らなければ恋人の話も滅多に出てこない（たまにそれメインの話はあるけど、それ主軸で主人公が動かない）なんだかそれも理由のひとつな気がしてきたなあ。女主人公の話って、年齢起因で左右される要素が多すぎる。

きっと娘たちがもう少し大きくなって、娘が主人公になれるくらいの年齢になったらもう一度そのコンテンツが楽しめるようになるのかなあと思って、そこを期待してみるしかないですね。ちょっと前に（切迫入院前に）みたうさぎドロップはすごく面白かったから。きっとその頃には娘たちもエンタメ作品を楽しめる年齢になってると思うので、ぜひ一緒に観に行きたいです。  
年下主人公を愛するコツが知りたかったのに、気がつけば私が好きなモノをただただ語るだけの記事になってしまいました（笑）
恋愛モノは苦手です、基本推理モノが好きでその中でも刑事シリーズが好きです（書いてみて気付いた）