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幸せの形なんて、一緒なわけないじゃない

・飴
飴を噛んで食べるのが好きだ。
「飴は舐めるものでしょ?勿体無い。」
ーーいいの、私はこの食べ方が好きだから。


・三色団子
「他に比べて味がないのに、敢えて選ぶ理由がわからない。」
ーーいいの、私はこの素朴な甘さが好きだから。
あんこも、みたらしも大好きだけど、三色団子でしか得られない幸せがあるのだ。


・映画やアニメを倍速にして見る
私はそれが出来ない。
台詞や音楽を等速で聴きたいし、場面の「間」を感じながら観たいから。
でも、だからといって、倍速でみることが悪いとは思わない。
忙しい日々の中で何話もある作品を見るとなれば、
倍速にしないと時間がいくらあっても足りないというのも納得できるからだ。


・美術館や動物園、水族館の周り方
「全ての動物を見よう、全ての作品を見よう、全てのエリアへ行こう」
私は真逆。
好きな作品や興味のある動物の前では多くの時間をとって鑑賞し、
さほど興味がないものはサッと見て移動する。
だから、周りきれないこともある。
体力的にも、時間的にも。
「それだと勿体無くない?」
ーーいいの、私はこれで。
目的の作品や生き物が見れれば万事良し。大満足である。


些細な所に、人それぞれの個性が現れる。
それも無意識的に。
全く同じ人間なんて居ない。
理解出来ないこと、分かり合えないことも多い。
でもそれで良い。
・・・それで良いとさせてほしい。


・結婚・出産
「いつかは結婚するんでしょ?」
「将来は子どもを産むんだから、体を大切にしなさい」
「産めるなら産んだほうがいい」
ーーなにそれ。どうしてそんなふうに思うの?
「だってそれが普通でしょ?」
「だってそれが人生の幸せでしょ?」
「少子化なんだからさ、頑張ってよ」
ーーなんて薄っぺらい。
「重く考えすぎ」
「もっと適当でいいんだよ」
「産んだら絶対可愛いよ」
ーーそんな簡単に結婚とか、出産を考えていいわけない。
だって、結婚は「生涯この人と一緒にいます」という契約だし、
子どもを産むことは新しい命への責任じゃない。
簡単に考えた結果、不倫や虐待を生み出すくらいなら、
深く、重く考えるべきでしょ。
・・・わからない。


「普通じゃない」
「変わっているね」
「俺なら」「私なら」
「男なら」「女なら」
「一般的には」「常識的に」

いいの、私はこれ「が」幸せなの。

だって、どこを見渡しても「普通」なんてないじゃない。
だって、そこにあるもの全てが「個性」なのだから。


「自由とは他者を害しない全てを為しうること」
ーーー私の好きな言葉だ。


「あなたはあなた」「わたしはわたしね」
そんなふうに咀嚼できる人間でありたいし、そんな人生でありたい。

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