
negocia株式会社インターンふりかえり(広告クリエイティブ画像チーム)
こんにちは。2022/03/03から3週間、 negocia株式会社のインターンに参加した東京理科大学修士1年(インターン当時) 奥田悠太です。大学では乳牛のマウンティングを画像から検知する研究をしています。
この記事では主にインターンに参加した背景やインターンの流れについて記載しています。具体的な技術内容については、こちらの記事をご覧ください。
インターン参加まで
negociaを知ったきっかけ
就職活動の一つとして使用していた athletics が主催する逆求人イベントに参加した際に初めて知りました。
イベント内での企業紹介とその後に行われる 1 on 1 の面談(w/ 川上さん)を通じて、negociaという企業と広告を機械学習を用いて最適化していくという業務内容をより具体的に知ることができました。
面談と面接
インターン参加するまでの流れとしては大きく分けて2段階ありました。
まず最初に参加の経緯で挙げたイベントでの面談です。川上さんに negocia の説明を受け、自分の研究内容や今までの開発経験を話したところ、別日に面接してインターンをやってみないかと提案を受けました。内容に興味を持ったので、後日面接を受けることにしました。
面接は 1:2 の面接でした。内容としては Python 環境を用いたプログラミング試験と口頭での知識試験の後に逆質問という流れでした。面談で事前にお話していたからかもしれませんが、研究内容や今までの開発経験はほとんど聞かれませんでした。こちらからは詳しい業務内容や広告業界の知識はどの程度必要かを質問しました。広告業界の知識0でも大丈夫でした!
何故インターン参加を決めたか
理由は主に3つあります。
1つ目は就職活動の中で、実際にインターンをすることで会社の実際の雰囲気などを知りたいということです。今まで他の企業で1年近くインターンをしていましたが、別の企業も実際にインターンをしてみたいと考えていました。
2つ目は negocia でやっていることが面白そうだと純粋に思ったことです。自分は就職してからも、大学の研究で行っている画像処理の技術を使ったことをやりたいと考えていました。そこで、画像処理と広告というテーマが幅広く、ワクワクしたからです。
3つ目は自分の実力を向上させるためです。短期といえ3週間のインターンに参加させていただけるという話だったので、画像処理の技術 + 数理統計や言語処理、AWSなどのインフラ周りを学ぶことができると考えました。また、今まで学んだ画像処理の技術がどれほど通用するのかを知りたいという部分もありました。
一日の流れ
朝会 → メンターとのミーティング → 業務が基本的な流れでした。なお、出社初日とランチ会を行った日以外はリモートで作業しています。社員の皆さんもリモートを前提として働いており、ミーティングはすべてオンライン(Slack上のhuddleやGoogle Meet)で実施しました。
朝会
毎朝15分間行われていて、同じプロジェクトの人たち同士で「前日やったこと、今日やること、課題」の三つを共有します。
メンターとのミーティング
朝会の後にメンターの神谷さんと石塚さんの2人と15分程度のミーティングを行い、詳しい進捗と詰まっているところが無いかを確認します。また、同じプロジェクトの人との座談会の場もこの時間に設定していただきました。
業務
チケットという形でタスクを分解して、やることとゴールを明確にしてから作業を行います。行なった作業(例えば検証結果など)は confluence という共同作業用 wiki ツール上でまとめて、メンターの人にレビューしてもらうことで完了します。チケットのタスクを行う → レビューを繰り返すような流れです。インターンの期間が長かったらタスクの分解などもやると思います。
詳しい業務についてはこちらで解説していますので、よかったらご覧ください。
業務以外で参加したイベント
勉強会
社内において、機械学習勉強会として、輪読形式での勉強会が毎日されています。私がインターンに参加したときには「因果推論」についての英文教科書の輪読会が開催されていたので、途中から参加しました。
ランチ会
同じプロジェクトの人と実際にあってお話しようということでランチ会を開催していただきました。仕事内容だけでなく普段の生活やnegociaに入社するまでの話を聞けたりすることができました。あと、ランチ会で食べたお肉が美味しかったです。

Input Day
negocia では、二週間に一日、自己研鑽を主な目的として、業務とは直接関係ある/なしに、自分の勉強したいことを自由に勉強することができる Input Day が設けれられています。朝会で何やるかを話し、その日の終わりにそれぞれがやったことを発表し、共有します。私はインターン2日目でいきなり Input Day だったので最初何すれば良いか分かりませんでしたが、気になっていた強化学習を勉強しました。
インターンを通して
学んだこと
インターンを通して、negociaでの実際の業務フローを知り、経験することができました。特に、やるべきタスクをチケットとして分解して、作業内容や作業の終了条件を明確にすることは、普段の研究や就職してからとても役立つ大事なものだと思いました。しっかりとやることと終わりを明確にすることで、効率よく作業ができることを身を持って実感することができました。
また、行なったことをまとめることや再現性の重要性も学ぶことができました。特に私は結果をまとめることが雑になりがちなので、レビューの修正が多かったです。行なった実験を簡単に再現できないこともあり、レビューする方に迷惑をかけました。今後はそのようなことがないよう、要点を明確にすることに加え、再現性を担保したコーディングを目指していきたいと思いました。
よかったこと
社員の人(特に神谷さんと石塚さんにはお世話になりました)が優しく、コミュニケーションが取りやすかったです。 Slack やミーティングで助けを求めたときに、時間を割いて一緒に考えたり、解決方法を提示したりしてもらえました。
エンジニアとしての環境もとても良く、 Input Day や勉強会など、新しい知識を学ぶ機会が多いです。特に Input Day は丸々1日を勉強に当てられるのでかなりお得で、さらにそれぞれが勉強したことを共有するので知識の幅も広がると思います。
無駄な資料を作ることがなかったです。特にパワーポイントを使わず、 wiki だけで説明が十分というスタイルは私にとってとても良いなと感じました。
※ 直接よかったことではないですが、社員の人たちがワーケーションしていて、社員の人たちが伸び伸びと業務に取り組むことができる環境なんだなと感じました。
気になったこと
今回のインターンで同じプロジェクトの人とは多く関わることができました。しかし、異なるプロジェクトの人とは関わる機会が無かったので、少し気になりました。
また、これからどんどん整備されていくと思いますが、GPU環境が混雑し学習を回せない場面もあったので、もっとガンガン回せるようになると嬉しいです。
まとめ
メンターの神谷さんをはじめ、社員のみなさん3週間ありがとうございました。3週間という短い間でしたが negocia でインターンを行うことができてよかったです。自分の興味のある画像処理と、今まで知らなかった広告の2つを掛け合わせる形で業務に参加することができて毎日楽しかったです。多くの人の助言もありながら、最終的な成果としてベースラインを上回ることも良い経験となりました。今回のインターンで得た経験を様々な場所で生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
最後に
negociaでのインターンはワンランク上へとレベルアップできるため、すごくおすすめです!
この記事を読んでnegociaでインターンをしてみたいなどの興味を持った方は
より是非応募してみてください!
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