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就活での質問「10年後どうなりたいか?」についてゲーム会社人事が考えてみた

こんばんわ。

とってもいいことが有ったので気分よく、PCに向かっているキャリアコンサルタントねじおです。

ココナラでお手伝いしていた方に内定が出まして。
もう自分のことのようにウキウキです。

気分がいいので、Steamセールで「CitiesSkylines」を買ってしまいました。
また積みゲーが一つ増えた瞬間です。

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さて、キャリコンらしいこともたまには書こうと、
面接でよく聞かれる質問。

「10年後どうなりたいですか?」
または
「将来的にどうなりたいですか?」

について書いてみます。

これから就活戦線真っ只中の方や、
とっさに聞かれてうまく答えられずググったりハッシュタグで検索してたどり着いた方の参考になれば幸いです。

●質問の意図

10年後~とか5年後~とかゆくゆくは~とか、
上につく言葉は変わったりしますが、
面接官が聞きたい意図はだいたい同じです。

「キャリアの方向性」
「成長へのスピード感覚」
「成長意欲の有無」

この辺の確認です。

この辺と書いたのは、
一般職と専門職で少し見るところが違うからです。

・一般職の場合

一般職(事務職や営業職、経理などのバックオフィス職)での採用の場合は、入社後、会社の中での昇進か、他職種への転属という形でのキャリアステップになります。

そのため、本人の目指す方向性と、志望職種・会社の業種が合っていなければ、お互い不幸になりますので、お互いの仕事としての方向性のチェックの意味合いが強いです。

・専門職の場合

専門職(ゲーム会社でいうと開発職)の場合は、
デザインしたいからデザイナー!と方向性はそもそも合っている状態からスタートするので、

技術を特化してスペシャリストとして成長したいのか、
色々な業務範囲を担当できるゼネラリストとして活躍したいのか、
マネジメントやプロデュースといった、管理側の能力を伸ばしたいのかという意味合いでの確認の意図が強いです。

そのうえで、じわじわとスキルや活躍範囲を伸ばしたいと考えているのか、
1年目からどんどん提案して大きい仕事をしていきたいと考えているのかという成長スピードの感覚も、会社と合っているかは双方にとって大事なポイントです。

例えば、新卒はじっくり大事に育てていきたいという会社に、
1年目からバリバリ仕事して、3年で辞めて独立しようとしているような野心家の方は合わないですよね?

そういうところをこの3点から図っています。

※大企業は小さな仕事から徐々に大きな仕事に
 中小企業は適度な仕事がずっと最初から長く続く
 ベンチャー企業は大きな仕事をやるチャンスが自分次第ですぐやってくる


 という業務スピード(ステレオタイプなイメージですが)なので、
 スピード感の一致も大事なマッチング要素です。

●ゲーム会社ではどんな答えがいいの?

いや、えっと、なんでもいいですw

そもそも「答え」を当てる問題ではないので、
自分が目指すものや、将来どうなってたら輝いていると思えるのか、
という話をしていただければと思います。

最近の方は準備をしっかりされますし、
いわゆる高学歴の方がゲーム業界を目指して下さるようになったので、
とても綺麗に答えてくれたりするのですが、
模範解答よりも、想いや熱意や覚悟が乗っている答えの方が、
個人的には好きです。

例えば熱意重視で答えるなら、

「360度全天周囲モニターのガ●ダムのゲームをプロデューサーとして御社内で提案して企画を通せるように、能力も実績も周囲にも認められた存在として活躍していたいです。」

とか?聞こえはカッコイイですよね。

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▲こんなん

この答え例のミソは、
「全天周囲モニター」という、ガン●ム好きの方ならピンとくるフレーズを盛り込んでさり気に好きなんですよ感をアピールするという所ですね。

効果があるのか?は…相手によりますが。

ビジネス感覚を見せるなら。

「10年後、おそらくPCゲームに海外のゲーム市場は移行していると考えますので、既存のPCゲームの遊び方に捕らわれない、ゲームパッドや環境構築からデザイン・提案出来る海外志向と視野と知識を持った人間になって御社のビジネス拡大に貢献していたいです。」

とか?

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15年前にXBOXでFPSゲーム出てたんですよ

こちらは、10年後のゲーム業界や市場についてという視点から考えて。
未来のゲーム業界の流行なんて合ってるか間違ってるか何て誰も分からないので、自分なりの仮説や考えからその中で自分はこんな立ち回りをしてみたいというアピールをしてみるならこんな感じ?

(もちろん最低限の市場の流行や知識は調べて下さいね。あまりにズレると妄想になってしまいます)

「バイトリーダーの際の周囲を動かし、ともに協力して成長してきた経験から、御社でもプロジェクトを一つ任せてもらえるような人間として成長し、後輩の指導や新卒の教育も任せていただけるような環境で仕事をしていたいと思います。」

みたいなよくある答えよりは…私は好きですね。

語尾も「いたいと思います<いたいです<います」となるにつれて力を持ちます。本気度が伝わります。

●ねじお流の考え方

上記は仮で考えた解答例なので、
将来のイメージがなかなかできない方向けに考え方を書いておきますね。

なお、これは合う合わないのある考え方なので、無理に使う必要はありません。

10年後の未来を考えるなら、
40年後の姿から逆算しよう。

です。

今、新卒の方や20代の方が社会人としてこれからキャリアを築いていく時代は、65~70歳になっても働く時代です。

40年後、50年後の自分をまずイメージして、
どういうおじいちゃん/おばあちゃんになっていたいかから考えると、
逆に考えやすいです。

(何を考えても妄想なので、安心して考えられます。)

中途半端に5年後とか10年後とかから考えていくと、やりにくい方は、
こんな感じでゴールから考えてみて下さい。

50歳くらいで早期リタイアしてマレーシアで老後を過ごす

そのためには50歳時点で最低5000万くらい貯金が必要

自分で作ったアプリ開発会社を大手IT企業に売却して
その利益でリタイアだ

40歳で遅めの企業をして軌道に乗せて10年で売却

ということは30代はバリバリと働き
現場で技術と知見とノウハウと人脈をかき集める時期

20代はその前段階として将来のアプリ開発に生かせる技術の習得がテーマ(フロントエンドもサーバーエンドもやったるわい)

22歳情報系大学卒業予定のねじお君の50歳早期リタイアプランから、
逆算するとこうなりました。

こうなると、この方の10年後どうなっていたいかは、

「まずは一人前のエンジニアとして独り立ちをすることを目標に、フロントエンド開発の経験を積み、30歳までにはサーバーサイドの開発も任せてもらえるような両面型の開発者として成長していきたいと考えています。そのため、入社後の社内勉強会の充実やUdemyと提携している御社のラーニング制度を魅力に感じて志望しております。」

となります。

やべえかっこいいなねじお君。採用だわ。

●さいごに

最初に書いた通り、ウキウキのノリで書いたので、
ちょっと軽い文章になっていますが、書いてあることは本心です。

ちゃんと自分の言葉で、どうなっていきたいか、
どんな成長をイメージしているか、そのために必要な要素を分かっているかをお伝えいただければと思います。

長くなりましたが、
面接はあくまで相互理解の場です。

通ることも、落とすことも目的ではないと私は考えています。

自分が将来を預けるに値する会社なのか。
会社の将来を任せてもよい人材なのか。

お互いに確認をする場です。

そんな中で、ゲーム業界にそしてゲーム会社の説明会や選考会に興味を持っていただけると嬉しい限りです♪

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【過去記事】
人事的な記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mb13243fd1754
中途採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m065b4610a93e
新卒採用の記事⇒https://note.com/negikojyo/m/m2326398a03cd
note/Twitterの記事⇒https://note.com/negikojyo/m/mdbb149c98460
その他雑記⇒https://note.com/negikojyo/m/m438046a9fda7


【ココナラ】
お仕事相談始めました⇒https://coconala.com/services/1467603?ref=profile_top_service

ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。