ゲーム業界で汎用的に仕事をした結果、総務みたいになったディレクターさんの話
おはようございます。
5ヶ月前にヨドバシカメラに頼んでいたWebカメラが突然発送されたと連絡が来て逆に焦るゲーム会社の人、ねじおです。
▲3月に頼んでいたWebカメラ(忘れてた)
在宅需要で欠品中でした。
お探しだった方、ソフマップやヨドバシでは在庫復活してますー
さて、先の記事から時間がたってしまいましたが、
マネージャーに無事に断りが得られたので、業界で汎用性/他の守備範囲を身に着けた人の話を書いてみようと思います。
【先の記事】
▶ゲーム業界で専門性を高めた結果、別業界に行ったデザイナーさんの話
▶ゲーム業界で管理能力を高めた結果、他業界に行ったけど戻ってきたプログラマーさんの話
《先日の記事参照》
さて、クリエイティブな業界でキャリアアップを考えると、
・管理スキルを高める
・専門スキルを高める
・汎用スキルを高める/別の守備範囲を身につける
この3っの考えに行きつくケースが多いと思います。
今日はこの中の3っ目の参考事例です。
※引き続きですが、別に汎用スキルを高めることを推奨する記事ではありません。こんなケースもあるよー参考にねーというくらいで読んでもらえたら幸いです。
●こんな人です
▲イメージ(おされメガネ)
性別:40代男性
職種:ディレクター/マネージャー
特徴:筋肉質
うちの会社のスタジオマネージャーです。
もともと、デバッカーから業界に入った現場たたき上げのキャリア。
コンシューマゲーム(家庭用ゲーム)開発から、モバイルゲームの開発、スマホゲームの運用と業界の流れとともに、プランナー、プロジェクトマネジメント、ディレクターと、色々な仕事をされてきた方です。
もちろん地獄も見てきた方です(笑)
●転職経緯
いろいろなご経験されて、結婚してお子さんも居て、40歳を迎えるにあたり、そろそろ落ち着かないといかんなと思ったそうです。
色々な選択肢の中で、
お会いしたときにねじおが話した、若手をちゃんと育ててあげたいという考えと、ゲーム業界で安定した仕事をするというスタンスに共感をして貰ったようで(ほんとか嘘か知りませんが)一緒に仕事をしてくれることに。
転職で入社をしてもらった最初は、
ゲーム開発や運用に携わるディレクターとしてスマホゲームの運用をしてくれていたのですが、
その案件がひと段落したタイミングで、開発スタジオ全体を見るマネージャーになってくれないかと打診しました。
●高い汎用スキル
アンリアルエンジン(ゲームを作るための開発環境)は3のころから触っているので、自分でノード組んでAI実装までできますし、Unityでも先日無償化されたBoltでいきなり塊魂みたいなゲーム作ってみたりと、開発スキルの汎用性も高い方ですが。。。
Bolt説明記事:https://note.com/unityjapan/n/n8620126b2d39
すごいのは、
本当に何でもやってしまうところ。
直近で言うと、
・採用広報のお手伝い
・新卒向け学校説明会でのお話
・ブログの執筆
・新しいゲームのレビュー
・開発スタジオ用おやつの買い出し
・新しいPCや備品の設置とセットアップ
・各種ソフトのサブスクリプション更新
・在宅スタッフの環境構築
・飲み会の出欠とりまとめ
・健康診断の案内の送付…などなど
あれ?わたし、要らなくない?
と思うことがたまにあります(笑)
社内にヘルプデスクさんとか居るのですが、
一緒にやってくれてたりするので、ホントに腰が軽いというか、フットワークが軽いというか。
すごいとただただ思います。
●不満じゃないのか?
あるとき、ほんとに何でもやってるので、
大丈夫ですか?と聞いたことが有ります。
( ´_ゝ`)「無いなら作っちゃえでずっとやって来たんで大丈夫ですよ」
▲たぶん元ネタ
あぁ…あなたも私と同じスピリッツの保持者か…。
良く言えば汎用性が高く、オールマイティ。
悪く言えば器用貧乏。
ただ、この方の場合、器用貧乏も、範囲がめっちゃ広がると全然貧乏にはならない例かと思います。
このフットワークの軽さと、口だけでなく実際に手も動かせる能力を買って、マネージャーに適任だと判断したところもあります。
●さいごに
働き方の多様化や、在宅勤務の浸透、副業の浸透など、
いろいろ変化がある最近の雇用情勢。
個人的には、在宅も副業もやったらいいじゃん♪とは思いますが、
その方の専門性が薄まるようなことはすべきではないと思いますし、
掛け持ちをすることで無理をするような仕事の仕方はオススメしていません。
あくまで、自分の守備範囲を確立してから、
汎用性は伸ばすべきだと考えます。
(プロ野球で全部の守備位置が守れた故・木村拓哉選手も入団当時は強肩強打の捕手です。)
業界的にも色々なキャリアの方がいらっしゃって、
他業界から来る方も多いですし、別の業界に旅立って行かれる方も居らっしゃいます。
多くの方が、ゲーム業界・ゲーム会社に興味を持って頂ければ嬉しい限りです♪
ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。