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ゲーム業界で専門性を高めた結果、別業界に行ったデザイナーさんの話

がっつり盆休みのゲーム会社の人、ねじおです。

結局、帰省していいのか悪いのか分からないままお盆突入です。
とりあえず新幹線は混んで無いので乗れるらしい。うむむ。

さて、クリエイティブな業界でキャリアアップを考えると、

・管理スキルを高める
・専門スキルを高める
・汎用スキルを高める/別の守備範囲を身につける

この3っの考えに行きつくケースが多いと思います。

今日はこの中の2っ目、専門性を高めた結果、仕事をする業界が変わったデザイナーさんの話を書いてみようと思います。

※別に専門性を高めることを推奨する記事ではありません。こんなケースもあるよー参考にねーというくらいで読んでもらえたら幸いです。

●こんな人でした

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▲イメージ(天然パーマっぽい)

性別:30代女性
職種:デザイナー
特徴:短めナチュラルパーマ

フリーランスの方で、
ゲームに使うイラストやグラフィック素材を作ってくれていました。

基本的には会社に来て作業をしてくれていたのですが、
趣味で同人誌を作ってらっしゃったので、忙しい時期は1週間お休みにしてそっちにかかりっきりになったりしてました。

(今思えばこの対応ありだったんだろうか…苦笑)

●専門性を高めた分野

ちょっと苦手な人も居るかもしれませんが、
人体の構造や骨格、筋肉についてです。

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▲人体解剖学/美術解剖学

イラスト書くのに筋肉の知識いるのか?と思われる方も居らっしゃるかもしれませんが、いるんです。

簡単に説明すると、最近のゲームはどんどん綺麗にリアルになって来ているので、筋肉ムキムキさんはちゃんと筋肉書かないといけませんし、しっかりとした図面書かないと3Ⅾで作れなかったりします。

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▲ムキムキ女子・さくらちゃん♪
(ダンガンロンパより) 

実際に知識としてしっかり持っていると、
変なポーズでのデザインを依頼されたときも、「人の関節はここまでしか曲がらないから…」とか「こう腕を上げると●●筋が動くから…」とか考えて書かれるので、イラストやデザインに説得力が出ます。

この方は、もともと画塾(デッサン教室みたいなやつ)に通われながら仕事をしていて、そこでの付き合いから美術解剖学のサークルみたいなのに誘われてのめりこんでいった感じです。

●今は何の業界で何してるの?

医術論文や学会発表用の挿絵のデザイナーさんとして、ご活躍?です。

お医者様や病院から依頼を受けて、
心臓とか内臓とか筋肉とかの内部構造を絵にするお仕事。

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▲こんなん(参考画像)

デッサンや解剖学を勉強する中で、色々なご縁があったらしく。
同人誌書きながらご自宅でお仕事されているそうです。

ちなみに血は苦手らしい(笑)

●まとめ

ゲーム業界で仕事をしながら、自己研鑽を続けておられた姿勢と、
その中で出来たつながりやご縁を大事につないだ結果が、業界チェンジという結果につながった事例だと思います。

久々にお会いして、こんな仕事してるんですーとお話を聞いたときは、
思わず「すごいっす、かっこいいっす」と言ってしまいました。

半面、最近の仕事が特化しすぎているので、
もうゲームやイラストの仕事には戻れないかも知れないとも話されていたのが印象的でした。

こういう第3者目線がしっかり持てている方なので、
自分に足りないものや、仕事として必要なものを勉強されたのだと思います。

業界的にも色々なキャリアの方がいらっしゃって、
他業界から来る方も多いですし、別の業界に旅立って行かれる方も居らっしゃいます。

多くの方が、ゲーム業界・ゲーム会社に興味を持って頂ければ嬉しい限りです♪


ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。